10月7日から始まったOliver Heldens JAPAN TOUR。大阪公演では満員御礼となった大阪Jouleのオーディエンスを完璧なままにロックし、最強のパフォーマンスで熱くさせた。

続く10月8日は東京、新木場STUDIO COASTに場所を移しFULL DJ SETを披露。オープン前から多くのファンが列を成し、ショーのスタートを今か今かと待ちわびていた。

新木場STUDIO COASTでの東京公演はダンスミュージックカルチャーに焦点を当てたメディアを個人運営し、都内で人気を集める若手DJ SHOTAが美しいメロディラインのトロピカルハウスやベースサウンドなどの都会的な選曲でこの日のオーディエンスをフロアに迎え入れた。それに続く気鋭のトラックメイカー、banvoxは自身が得意とするジャジークラブ、FUTURE BASSなどでセクシーな雰囲気を演出し、終盤はTRAP系のトラックで盛り上げ次世代の音楽をオーディエンスの耳に届けてくれた。banvoxのVJを務めるYAKOの演出で美しくも哀愁漂う雰囲気を醸し出す。

そして、みなさんお待ちかねOliver Heldensの出演時間となり、彼のために作られた特設ステージが姿を表す。オープニングのSEで割れんばかりの歓声がSUTIDIO COASTを包み込み、彼を黄色い歓声で迎え入れた。Oliver Heldensの
コンニチワ!!TOKYO!!
How You Feelin'!?
のシャウトにオーディエンスは全力で応える。

東京公演は「FULL DJ SET」と題されている通り、ライブ感のあるスタイルで1曲めからぶち上げにかかる。Oliver Heldens専属のPAやスモーク、VJたちによる演出も今回の公演に参加。彼のことをよく知るチームだからこそできる最強の演出でOliver Heldensの奏でるサウンドに華を添える。



フロアにはOliver Heldensの「Shades Of Grey」のMVで本人が被ってカエルの被り物を模した格好の人や彼の生まれ故郷であるオランダの旗を掲げる人、「Flamingo」をイメージしたフラミンゴの人形を持っている人など、彼への愛を感じられる人が多数。Oliver Heldensもお得意のシャッフルダンスを楽しむファンの姿も見られた。
 

序盤から盛り上げにかかったOliver Heldensはオーディエンスを息を合わせるようにして自身の楽曲だけでなくFox Stevenson & Curbi「Hoohah」やJauz「Feel The Volume」、Valentino Khan「Deep Down Low」を織り込み、さらにABBA「Voulez-Vous」やMichael Jackson「Wanna Be Startin' 」などの80'sヒットをマッシュアップしていく。セット終盤ではOliver Heldensのアンセムともいうべき「Gecko」や「Koala」などを連発し、最後はOliver Heldensの別名義であるHi-Lo名義の楽曲「Space Sheep」でフィニッシュ。



大阪、東京の2都市を沸かせたOliver Heldens。翌日に続く名古屋公演では、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。