「一生に1度は行きたいフェス」といえばCoachella。カリフォルニアのCoachella Valleyで開催されるこのフェスは圧倒的な規模間、そして雰囲気の良さが魅力であり、世界中のアーティストたちが憧れる舞台である。

めったにフェスに出演しないアーティストもCoachellaに限っては出演を快諾し、Coachellaに出演するアーティストたちはCoachellaに万全の体制を整えるためにツアースケジュールを組み直し、Coachellaで新曲を発表できるように楽曲制作を進めることもある。

そのCoachellaは従来ジャンル関係なくバンド・DJ・シンガーなど様々なジャンルからアーティストをラインナップしている。例年、ラインナップは1月に発表されいるのがすでに確定アーティストのリーク情報が出始めている。

現時点でDJ SNAKEとDJ KHALEDの出演はほぼ確実とされており、さらにRADIOHEAD、Kendrick Lamar、Beyonceなどのアーティストの名前が上がっている。

近年、DJ SNAKEやDJ KHALEDなどのダンスミュージックシーンで活躍するアーティストの名前がCoacehllaのラインナップで多く見られるようになっている。1999年にUnderworld, The Chemical Brothers, Mobyの3組が初めてダンスミュージックのアーティストとしてCoacehellaに出演して以降、2011年にSkrillexが初出演となり、EDMの人気が顕著になってきた2014年には前年度の倍の数のEDMアーティストがCoachellaに出演し、全体の4分の1を占めた。その翌年、2015年にはKaskadeがDJとして史上初のCoachellaメインステージに出演した。
そして2016年、Calvin HarrisとLCD Soundsystemがメインステージにラインナップされ、年々ダンスミュージックアーティストがCoachellaにおいて地位を上げ始めている。

来年の2017年開催ではダンスミュージックアーティストの出演がさらに多くなると言われている。さらにダンスミュージックに特化したフロアが設置されるとの噂も浮上している。来年のCoacehllaはダンスミュージックシーンの今後の動きを占う大事な年になりそうだ。