全世界で9,000万枚、日本でも累計200万枚を超えるトータル・セールスを誇る今世紀最大のグループ=ワン・ダイレクションのメンバーであるルイ・トムリンソンが、現地時間12月10日(土)、自身のアーティスト活動の出発点であり、ちょうど1年前にワン・ダイレクションとして活動休止前最後のシングル「ヒストリー」をパフォーマンスした英オーデョション番組『XファクターUK』に出演し、日本でも人気の高い米出身の世界的スーパースターDJ=スティーヴ・アオキとともにコラボ・シングル「ジャスト・ホールド・オン」を初披露、同時に全世界で一斉に配信がスタートした。
 
ワン・ダイレクションとして通算5作目のアルバム『メイド・イン・ザ・A.M.』をリリースしてから1年。今回、同グループからは、元メンバーであるゼイン、現メンバーでもあるナイルに続き、「ルイ・トムリンソン」として初のソロ名義となる同曲のリリースと1年振りのパフォーマンスを直前に控え、闘病の末に43歳という若さで他界した最愛の母との別れという人生最大の悲しみに直面したルイだったが、デビュー以来長きを共にしてきたナイル、リアム、ゼイン、そして世界中のファンからのSNS上での哀悼メッセージと、そして何より母ジョアンナの想いであったステージに立った。そんな彼に、ワン・ダイレクションの生みの親で同番組の審査員を務めるサイモン・コ―ウェルは「僕は君のことを6年ほど知っているけれど、君がこのキャリアを果敢にスタートして以来ずっと、アーティストとしても、ひとりの人間としても尊敬している。君のお母様は君のことをとっても誇りに思っているし、今日の日をとても大切に想って、今ここで観ていると思うし、君(のパフォーマンス)は彼女の名誉になったと思う」と目に涙を浮かべて称賛を贈り、そんなルイを支えたスティーヴ・アオキと2人のパフォーマンスに、世界中から敬意と応援に満ちたメッセージが注がれた。
番組終了後にルイは自身のSNSアカウントから、「ママ、僕と僕の家族は大きな愛に包まれてるんだって感じる。みんなママのこと誇りに思ってくれてるよ」「思ったより辛かったけど、僕のまわりのすべての人に、そしてすべての素晴らしいファンが特別なものにしてくれて、本当に感謝してる」「スティーヴ、君からはここまで凄く良い刺激をもらってる、本当に才能に溢れた本物のジェントルマンだね」と、母へ、ファンへ、スティーヴ・アオキへ感謝の気持ちを送っている。
 

 
「ジャスト・ホールド・オン」はすでに日本を含め50以上の国と地域で即日1位を獲得するなど、早くも世界的ヒットとなっている。作詞作曲をルイとスティーヴが共作し、プロデュースをスティーヴ本人が手がけた同曲は、ワン・ダイレクションの所属するレーベル<Syco>とスティーヴ・アオキが所属する世界最大のダンス・レーベル<Ultra>からの共同リリースで、ダンス・ミュージック界を代表する世界的トップDJと、世界中で巨大な人気を誇るポップ・アーティストによるジャンルと国境を越えた超豪華コラボレーションだが、日頃からポップやロック、ダンス・ミュージックなど幅広い音楽を好むルイが、先日プライベートでラスベガスを訪れた際にスティーヴ・アオキの公演を鑑賞し、その圧巻のDJパフォーマンスに感銘を受け、公演後スティーヴとすぐに意気投合。その勢いで一緒にスタジオに入って楽曲制作を行った2人は、出会ってからわずか約1カ月という超最速でのサプライズ・リリースに至った。
今回2人が初共演した『XファクターUK』のステージは、スティーヴ・アオキのラスベガス公演スタイルが豪華なセットで再現された。2人のコラボレーションによる、クリスマスを目前に控えた今年最後を締めくくる最高のダンス・ポップ・ナンバー、そして1年振りとなる公の場で深い悲しみを乗り越えて圧巻のパフォーマンスを披露したルイの姿と声は、両者のファンに最高のプレゼントとなったであろう。