音楽レーベル、MIXMASHの主催者、そしてDJ、プロでデューサーとして活躍するLaidback Luke。彼はVlogというビデオブログを通して、ツアー中の生活スタイルや、ツアーで訪れた各国の音楽シーンの事情、最近ハマっている食べ物やDJとしてのキャリアが長い彼のDJ論など、幅広い視野を持ってファンに様々なことを発信している。

これまでに番外編を除くと85本のVlogをアップしており、過去には日本のDJを紹介しつつ日本のダンスミュージックシーンについて語ったことも。最近のVlogの冒頭では「やあみなさん、Laidback Lukeです。DJ/プロデューサー、カンフーアスリート、そして家族を持つ男です。」という煽りが定番になりつつある。

そんな彼のVlogの撮影は基本的にLaidback Luke自身とツアースタッフで行っており、特別に撮影スタッフが付いている訳ではなく、編集もなるべく自分で行っているようだ。今回は番外編として、そのVlogの撮影テクニックを紹介してくれた。世界中を回るプロデューサーに憧れる人、Youtuberなどの動画系の仕事に興味がある人は必見!

Laidback Lukeが野外で撮影を行う際に、風や環境音などの雑音が入るのを防ぐ為に、マイクレコーダーを使用し、後から編集するときに音声と映像をシンクさせている。編集に使っているソフトはMAC OS対応の「Final Cut Pro X」。

さらに、カメラはツアーで各地を回ることを考慮して、小型のカメラ「SONY RX100 V」を使用している。

また、Vlogでたびたび出て来る風景の映像はB-rollという映像業界でも実際に使われているカット割りの技術(日本ではセカンドロールと呼ばれている)で、Laidback Luke自身が現地で撮影する時間を用意して、素材用に時間をかけて撮影を行っている。


ホテルの部屋に入るときは、先に部屋にカメラを設置しておき、外から入って来る様子を撮ったり、部屋の中では照明の位置を確認し、照明によって色のムラが激しくならないように工夫したりと、プロ顔負けのテクニックでクオリティの高いビデオを提供し続けている。

ツアーや個人的な旅行などの動画を作るときの参考にして欲しい。