日本を含む52カ国のiTunes総合チャートでTOP5入りを果たし、世界最大級の音楽ストリーミングサイトSpotifyから「最も再生された女性アーティストのデビュー・アルバム」に認定された『ソー・グッド』の国内盤を5月3日(水)にリリースしたばかりの、弱冠19歳にして早くも“次世代ポップ・クイーン”との呼び声高いザラ・ラーソンが、5月12日(金)よりH&M渋谷店と公式オンラインストアにて<H&M>とコラボした限定カプセル・コレクション「Zara Larsson >< H&M」の展開がスタートすることを記念して、5月11日(木)に行われたライヴ・イベント「Zara Larsson >< H&M MUSIC NIGHT LIVE」に出演。日本初開催となったファンの前でのライヴ・パフォーマンスに、事前の招待キャンペーンで当選し選ばれた80人のファンを含む来場者全員が大熱狂した、まさに”So Good”な一夜のライヴ・レポートが公開となった。


スウェーデンから登場、世界を股に掛けて大活躍を繰り広げる“次世代ポップ・クイーン”=ザラ・ラーソン。現在来日中の彼女が、5月11日(木)、<H&M>とコラボした一夜限りのスペシャル・ライヴ・イベント「Zara Larsson >< H&M MUSIC NIGHT LIVE」に出演。H&M渋谷店1Fの特設ステージでパフォーマンスとQ&Aトーク・ショーを行なった。

ザラは5月3日(水)に世界デビューを飾ったアルバム『ソー・グッド』の国内盤をリリースしたばかり。店内はそのアルバムのジャケットでも基調でもあり、今回の「Zara Larrsson >< H&M」コレクションのテーマカラーであるホット・ピンクを基調とした内装が施され、あちこちに「ザララーソン X HM」の文字。そして日本のファンを前に初となるステージに現われたザラも、ショッキング・ピンクのサイハイブーツがひと際目を引く出で立ちだ。カラフルな模様を施したオーヴァーサイズのGジャンの下には、白いビスチェとホットパンツ。おヘソを覗かせたルックはセクシーだが、とっても健康的で爽やかな印象。でも、いったん歌い始めた途端に、熱い情熱が迸りまくる。


1曲目の「ネヴァー・フォゲット・ユー」から、想像していた以上の歌唱力と声量で圧倒。2人のダンサーを両脇に引き連れて、ダンスも激しければ、歌も全身全霊を捧げるかのようにパワフル。歌い終わった時には、あまりの迫力に誰もが呆然と一瞬立ち尽くしたのち、割れるような歓声で迎えられた。
「ダイスキ」などの日本語を交えたMCで一旦息を整えた後に続いたのは「エイント・マイ・フォールト」。これまた激しいコレオグラフィ・ダンスを展開するが、綺麗に見せるというよりも、全身を駆使しての感情表現という感じ。これだけ激しく動きながらブレない歌力というのにも恐れ入る。
3曲目の「ホワット・ゼイ・セイ」を歌い始める前には、「他人のネガティヴなコメントなんて気にしちゃだめ。学校とかでも、そういうのってあるでしょ? でも絶対に自分を信じて」とMC。歌に込めたメッセージを明確に伝えると、伸びやかな歌声で優しく包み込んだ。かと思えば、続いて披露したアルバム・タイトル曲の「ソー・グッド」では、一転してキレのいい調子で快活さをアピール。コブシを回した中域から伸びやかな高域への移行が驚くほどスムーズで、その上げ下げを繰り返す歌唱は、ほとんどアクロバティック的と言える。そして勿論ラストは、世界に彼女の名を知らしめたヒット曲「ラッシュ・ライフ」で大団円。フィール・グッドでポジティヴなムードでパフォーマンスは締め括られたステージに会場は熱狂の連続となった。


続いて第2部のQ&Aトーク・ショーではLiLiCoがMCとして登場し、様々な質問にザラが答える形で進行。「歌手になっていなかったら?」という質問には「ソングライターとして音楽業界で働いていたかな。でも、先生になっていたかも」なとど答える意外な一面も。「好きなアーティストは?」という質問には「ビヨンセ」と即答。迫真のパフォーマンスの後だけに、誰もが納得したに違いない。

この日ステージで着用していたブーツやGジャンが、彼女が<H&M>とコラボした限定カプセル・コレクション<Zara Larsson >< H&M>の一部であることも明かされ、しばしファッション・トークで盛り上がり。オシャレ好きな女の子らしい素顔も覗かせた。

イベント中は、終始機会があれば「アリガトウ」「アイシテマス」といった日本語でオーディエンスに話し掛けていたザラ。前列のファンに自分の飲んでいたペットボトルの水をあげるなど、素朴で気取らないキャラも魅力的だった。

それにしても、19歳とは思えないステージを展開し、実力を見せつけたザラ。これだけライヴで自由自在に自分の喉を操れる新人アーティストは、そうはいないはずだし、堂々とした自信に満ち溢れた存在感とバイタリティは、正しく“次世代ポップ・クイーン”の名に相応しい。8月に開催される<サマーソニック2017>でのステージがますます楽しみだが、その頃には、またいっそう成長していそうで末恐ろしい。スターになる要素を全て兼ね備えたザラ・ラーソン。久々の大型ディーヴァが登場した。 (村上ひさし)
 
H&Mとザラ・ラーソンのコラボはこちら
 
 

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