22日の午後10時35分ごろ、イギリス中部のマンチェスターの「マンチェスター・アリーナ」で開かれていたアメリカの人気歌姫アリアナ・グランデのコンサートで爆発事件が発生した。マンチェスターの地元警察によると19人が死亡し、約50人が何かしらの怪我を負った。警察によると爆発物には内部に多数の金属片が仕込まれており、飛び散るような仕掛けになっていたという。
 

アメリカの音楽メディアBillboardによると、アリアナ・グランデの無事が確認されている。アメリカのニュースステーションBBCによると爆弾は「マンチェスター・アリーナ」のロビーに仕掛けてあったという。「マンチェスター・アリーナ」収容人数は約2万人で場所はマンチェスター・ビクトリア駅のすぐ近くである。その夜会場には10代のファンも多く参加しており、爆発音とともに悲鳴が鳴り響き、一時会場周辺はパニックになった。
 

二年前に続いて今年も中心部のコンサートでのテロ事件。2015年にはパリの中心部のコンサートホールや多数のレストランで複数の場所を狙った銃撃事件が発生し、その事件では少なくとも60人ほどが命を失っている。ヨーロッパではここ数年多数のテロ事件が発生している。

この事件について、Ariana Grande本人がコメント。
心の底から胸をえぐられるような気持ちです。そして、申し訳ない気持ちです。いまはそれしか言葉が出ません。また、Arianaの盟友で「Side To Side」でコラボしたNicki MinajもTwitterで言及
私にとって姉妹のようなアリアナと、イギリスでの事件に遭った方の家族のことを思うと心が痛みます。このような話を聞いてとても残念だわ。
この事件の被害者で亡くなった方の冥福と負傷された方の快復を祈って、SNSで「#PrayForManchester」のキャンペーンが開始。Arianaのトレードマークであるウサギの耳にインスパイアされた黒いリボンをTwitterのアイコンに表示できる。


現在、現地警察が容疑者を暫定的に身元特定し捜査を進めている。このような悲惨な事件が2度と起こることの無いように祈りたい。