日本時間6日未明から10日にかけてカリフォルニア州で開催される開発者向けイベント「WWDC 2017(世界開発者会議2017)」の初日にAppleの新製品を発表した。

巷で噂されていたようにiPhoneの新機種の発表は今回は無く、iMacとMac Book、iPadとiOSがバージョンアップしたという発表がメインになった。それに加えて、これまでにない製品としてHomePodという新製品が発表された。
公開された動画では「Siri、私の好きな曲を流して」と声をかけると曲を再生してくれるというデモンストレーションを行っていた。このHomePodはSiriを搭載した小型スピーカーで、スピーカー内にApple社が独自開発したウーハー、空間認識センサーなどを内蔵し、スピーカーを置いた場所をセンサーで検知し、部屋の中で反響しないように音質を調整してくれる機能を搭載。これまでのスピーカーとは違った革新的な機能を兼ね備えている。

このHomePodはアメリカ、イギリス、オーストリアリアでは12月に発売。日本では2018年発売予定の様子。

今回も様々な革新的な進化をお披露目したAppleの新製品発表会だが、この発表会の後に自虐的でユーモアのある動画を公開。Appleの新社員としてAppleのApp Storeサーバー室で作業することになった男性が誤ってサーバーの電源コードを抜いてしまう。それによって世界中のAppleユーザーが使っているアプリが消えてしまい。街中がパニックに。アプリに頼っていた人々がアプリなしではパニックに陥ってしまうという自ら作り出したサービスに対して自虐的な動画だ。この動画のタイトルは「APPOCALYPSE(黙示録)」。もしかするとこんな事態が現実に起こるかもしれないということを暗示できるユーモアもさすがAppleといったところだ。