過去3年間で25万人以上を動員する、日本最大級の都市型ダンスミュージック・フェスティバル「ULTRA JAPAN 2017」が無事に閉幕した。開催直前に発生した台風18号が東京に接近しており、開催も危ぶまれたが多くのファンの強い思いもあってか、開催中は大きな事故も無く楽しむことができた。

今回はULTRA JAPAN 2017のメインステージで多くプレイされていた曲や、印象的だった楽曲をいくつかピックアップし、紹介していきたいと思う。

Valentino Khan - Pump


2年前は「Deep Down Low」を大ヒットさせ、クラブやフェスでもパワープレイされていた「Pump」。GetterやAlessoがメインステージでプレイし、LIVE STAGEではTchamiもプレイ。

The Chainsmokers & Coldplay - Something Just Like This (Alesso Remix)


The Chainsmokersの曲がパワープレイされることは近年のビルボードチャートやトレンドを見れば言うまでもない。今回も「Closer」や「Don't Let Me Down」など彼らの名曲が多数プレイされていたが、その中でも「Something Just Like This」のAlesso RemixはKygoやオリジナルアーティストのThe Chainsmokers、リミキサーのAlessoがセットの要所でプレイしていた。ドロップの綺麗なシンセとロマンティックなリリックがフロアに映えていた。

Skrillex & Habstrakt - Chicken Soup


Tomorrowlandでも多数プレイされていたChiken SoupはやはりULTRAでも人気。Getterがメインステージで、またSlushiiがサプライズ出演したULTRA JAPAN 2017アフターパーティでプレイ。

Don Diablo - Momentum


Kygo、The Chainsmokersらがプレイ。Don DiabloはULTRA JAPANも含めた全てのULTRAへの出演がキャンセルとなってしまったものの、ここ最近多くのヒットをリリースし絶好調であったためか、多くのアーティストが彼のトラックをプレイしていた。ちなみにSteve Aokiのセットのラストは、Don Diablo & Steve Aoki x Lush & Simonの「What We Started ft. BullySongs」だった。
 

Skrillex & Rick Ross - Purple Lamborghini


今回かなり印象的だったのがこの曲。メインステージでのSlushiiのプレイでは、Tokyo Drift「Teriyaki Boyz」からスネアロールに入り、そして大晦日のテレビ番組で人気な「笑ってはいけないシリーズ」の「全員アウト!」という音ネタから「Purple Lamborghini」のドロップに入るという構成となっていた。日本への愛がただならぬ彼だからこそできるエディットは、インターネット内でもファンたちをザワつかせていた。

Planet Funk - Chase The Sun (Tony Junior & Haverklap Bootleg)


「Chase The Sun (Tony Junior & Haverklap Bootleg)」は公式に音源が発表されておらず、現状ではアーティストたちがフェスでプレイしているのみとなっているが、この曲がULTRA JAPAN 2017の締めを飾ったメモリアルソングに。前半はエレクトロハウスのドロップで、後半からハードスタイルに切り替わるという流れとなった。Tiestoのセットは21時ジャストにこの曲で終了し、直後には美しい花火が打ち上げられて会場に閉幕を告げた。

いかがだっただろうか。今年も注目のダンスミュージックが勢揃いしていた今年のULTRA JAPAN。気になった曲があればぜひ家でもチェックして聞いてみよう!