Appleは9月12日、10年目を迎えるiPhoneシリーズの新型「iPhone X」を発表しスマートフォンの新世代を提示した。iPhone XはこれまでのiPhoneシリーズとは大きく違い、顔認証によるロック解除有機ELを搭載した全く新しい画面設計で業界を震撼させた。発表前にリークされていた情報が当たっていたということに内部情報のセキュリティの甘さが問題視されていたが、高いブランド力を誇るAppleはこれからもスマートフォン業界をリードすることになるだろう。

だが、Appleに負けじと様々な企業が最新の技術を駆使してAppleの一歩先を行くデバイスを開発している。インドでは、デング熱やチクングニヤ熱の感染リスクを持つ蚊が多く、蚊に悩まされる人が多いという需要をキャッチしてLGは蚊を寄せ付けないスマートフォン「K7i」を発表。背面のメッシュ部分から人間には無害だが蚊には撃退効果がある超音波を発するという。
これが日本でも広まれば、夏場に野外フェスに行く際などの虫除け対策として使えるのではないだろうか。音楽ファンの視点からしてもなかなかアツい商品である。


また、LGと同じく韓国に本社を置くSAMSUNGは長らく噂されていた「Galaxy X」を間もなく発表することをSAMSUNGモバイル通信事業の代表が認めた。発売については「2018年には発売する」と濁しており、まだ時期が読めないものの、韓国の認証機関にSAMSUNGの新機種「Galaxy X」と思われるものが登録されたことを海外メディアがキャッチし、その独特のフォルムが噂になっている。これまでのスマートフォンは画面が1面であったが「Galaxy X」は折りたたみ式になるようだ。これによってスマートフォンの使い方が大きく変わる上に、液晶割れの心配も無くなるかもしれない。

これまでにも増して成長を遂げるスマートフォン市場。これからは多様な需要をキャッチして、技術を駆使して昇華するスピード感がカギを握ることになるだろう。