2017年度の DJ MAG TOP 100 のランキングを見てみると、トップ5のうち、Martin Garrix、Armin Van Buuren、Hardwell、Tiestoと、5人中4人がオランダ出身の DJ である事がわかる。

名実ともに世界一とも言えるオランダ出身の DJ 達を、おすすめの曲と共に紹介していく。
 

Martin Garrix (マーティン・ギャリックス)


現在のダンスミュージックを語る上で欠かせない存在となっている Martin Garrix だが、彼が8歳だった2004年に行われたアテネオリンピックで、Tiesto が DJ をしていたのを見たことがきっかけとなり、DJ を目指すように。

それから9年。"Animals” が YouTube での再生回数10億回を超える大ヒットを記録し、トップ DJ の仲間入りを果たした。

その後、21歳にして2年連続 DJ MAG TOP 100 で1位を獲得し、現在ディフェンディング・チャンピオンの座に君臨している。
そして2018年2月25日、あの憧れの DJ、Tiesto と同じ舞台に立つことになる。
「オリンピックの閉会式の舞台に立つなんて信じられないよ…」と自身の SNS でも夢が実現する瞬間が訪れることを報告。
 
 

 

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夢を実現した Martin Garrix だが、6月には別名義の AREA21 を含めて新曲を2曲リリースするなど、常に上のレベルを目指している。
 
 

Armin Van Buuren (アーミン・ヴァン・ブーレン)


トランス界のレジェンドとしてダンスミュージック界に君臨する Armin Van Buuren。
Martin Garrix が DJ MAG TOP 100 で1位を2回獲得しているのに対し、彼はなんと5回も1位を獲得。
最新版のランキングでも3位を獲得していて、トランス DJ としてトップに立ち続けている。

彼の代表曲といえば Trevor Guthrie をフィーチャーした "This Is What Feels Like”
グラミー賞 Best Dance/Electronic Recording にもノミネートされたこの曲は、今までの Armin Van Buuren らしくもあり、新しい雰囲気を感じさせる部分もある一曲に仕上がっている。
 
 

Hardwell (ハードウェル)


Hardwell はビッグルーム、エレクトロ・ハウスを操る DJ。
今年で30歳になった彼も DJ MAG TOP 100 で2回トップに立った経験を持つ。
14歳でレコード会社と契約を結び、未成年ながら両親が付き添ってクラブに入り、プレイするという天才ぶり。
その後、同じオランダ出身の Tiesto に弟子入りし、DJ としての経験値を上げていった。

そんな Hardwell といえば、有名なのが "Apollo" という一曲。
 

Amba Shepherd の切なくも力強い歌声に絶妙にマッチしたこの曲は2013年にリリースされたのだが、現在でも様々なシーンで使われている、まさにダンスミュージックを代表する一曲。
 
Tiesto (ティエスト)

先ほど紹介した Martin Garrix が DJ を始めるきっかけになった Tiesto。
2004年に行われたアテネオリンピックで史上初めて DJ がパフォーマンスを務め、世界中で話題となった。

ちなみに、彼は DJ MAG TOP 100 で2002年から2004年にかけて Martin Garrix を超える3年連続1位を獲得。さらに最新版のランキングでも5位にランクインしていることから、ダンスミュージック界で不動の人気を得ている事がわかる。

そんな彼の代名詞とも言えるのが "Red Lights"
2014年にリリースされ、ラスベガスが舞台の PV も印象的な一曲だ。

2017年の DJ MAG TOP 100 でトップ5にランクインした4人のオランダ人 DJ を紹介してきたが、過去に彼らがトップに立った回数を合計すると15回にも登る。
今までもこれからも世界のダンスミュージックを牽引していくであろうオランダ人 DJ の活躍に我々は圧倒され続けるだろう。

Written by TAKERU SHIGYO