Ghostly Recordsの姉妹レーベルであり、またMatthew DearやBodycodeも所属するSpectral SoundのレジデントDJを務めるRyan Elliott。今年はそのSpectral Soundが10周年を迎えるということで、Ryanが手がけたレーベルコンピレーション『Document』が5月にリリース。Ryanは、過去2度に渡る「LABYRINTH」にて、またCassyと共に出演したLABYRINTHのインサイドパーティ版ともいえる「Haus_Tek」での洗練されたDJセットからも明白な通り、DJの表現領域を大いに広げた類い稀なるアーティストのひとり。1時間の間に約30曲あまり、通常では考えられない数の楽曲をミックスするその背景には、既存の楽曲のほとんどを、彼自身の手によって編集し、自分のセットのためだけのDJツールとして完成させた状態で使用する、という彼独自のこだわりが凝縮されている。一度ツールとして分解され、再度構築された楽曲達によるDJセットは、最先端のテクノ〜ディープハウスの解釈のもと、高次元で完成された「音楽」として我々の耳に届く。...
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