オランダ出身のRichard Durandは2000年中期からTechnoとTranceのハイブリッドサウンドとして確立したTech Tranceにおける代表的なDJ/プロデューサー。ワールドDJランキングにおいて3年連続No.1に輝いたダンスミュージックシーンの最重要人物Tiestoが「DJ Mag誌のランキングで投票されるべき才能」として彼をピックアップした逸話は有名である。
1999年よりダッチハウスのプロデューサーとして活動していたRichardだが、2006年にブートレグとして作成した“Tiesto - Lethal Industry”のRemixがTiesto本人のヘビープレイを受け、その革新的で骨太なサウンドが話題を呼び、後に“Flight 643”のRemixと共に正規リリースされ大ヒットを記録。その後も“Way Out West -The Fall”,“Fragma - Toca's Miracle”,“Prodigy - Smack My Bitch Up”,“Art Of Trance - Madagas car”といった過去の名曲の復刻Remixを次々と手がけ、瞬く間にシーンのトッププロデューサーに登り詰めたのだった。現在までにTiestoやArmin van Buuren、Andain、Crystal MethdなどのトップアーティストへのRemixの提供や、Black Hole Recordings傘下のMagik Muzikレーベルから2枚のオリジナルアルバムをリリースするなど、最新鋭の音の表現者としての地位を確固たるものとしている。プロデューサーとしての名声を高めていくと同時に、DJとしても世界各地のクラブを飛び回り、DJ Mag誌のランキングにおいても安定した人気でTop100の常連となっている。これまでにSensation、Trance Energy、Godskit chen、Global Gathering、Mayday、ASOTなどのフェスティバルにも出演し、IbizaではEdenでのレジデンシーを持つ。4台のCDJとエフェクターを操る高度なテクニックを有し、彼自身によるアンリリースのリミックスを交えたエッジの効いたプレイが特徴である。...
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