1981年ルクセンブルク生まれのフランチェスコ・トリスターノは地元ルクセンブルクやブリュッセル、パリなどの音楽学校で学んだ後、名門ジュリアード音楽院を卒業。2004年にオルレアン20世紀音楽国際ピアノコンクールを制して以来大きな注目を集める。プレトニョフ&ロシア・ナショナル管との協奏曲集でペンタトーン・デビューを果たし、現在は現代音楽を更に掘り下げるためにバルセロナに居を構え創作活動に勤しんでいる。アゴリアとカール・クレイグに大きな影響を受けたと語る彼が、そのアゴリアが主宰するレーベル、インフィニから2007年に発表したのが『ノット・フォー・ピアノ』。さらに世界的に高名なレバノンの作曲家/ウード奏者マルセル・ハリーフェとの活動でも著名なラーミ・ハリーフェ、CASSIUS、PHOENIXのドラマーとしても世界的な名声を得ているエイメリック・ヴェストリヒとのユニットAUFGANG名義のアルバムもリリース。
同じく2010年、クラブ・シーンの最高峰に位置するアーティスト、カール・クレイグを迎えて、オリジナル・アルバム「idiosynkrasia (イディオシンクラシア)」を発表。
近年ではカール・クレイグ、モーリッツ・フォン・オズワルドとの活動が大きな注目を集めている。