banvox
東京に住みながら年齢のためにクラブに行った経験のない10代のクリエイター、banvoxはそんなカオティックなシーンの中から産声を上げた。エレクトロやベース・ミュージックの影響を音の端々に滲ませながら、とびっきりのアイデアと叙情的なメロディを振り回して爆進するトラックたちはその特大のスケール感で日本国内を席巻。僅か2日間で4000DLを記録し、m-floのTaku☆TakahashiやBEAT CRUSADERSのクボタマサヒコなどが絶賛。シーンに次世代の波が押し寄せていることを高らかに宣言した。2012年8月、ネット上に『INSTINCT DAZZILING STARLIGHT EP』のデモ音源がアップされる。加熱するEDMのシーンを突き破っていくようなアグレッシヴな勢いと成熟が同居する本作は、DMC World MagazineのBuzz Chartにて3週連続のチャートインを記録し、さらにインタビューが掲載されることとなる。そして『INSTINCT DAZZILING STARLIGHT EP』はCoburnの活動で知られるトランス〜エレクトロ・シーンの立役者であるTim Healeyの主宰するSurfer Rosa Recordsよりリリースされ、Beatport総合チャートで2位、Amazonのダンス・チャートで1位、iTunesのダンスチャートで4位、日本のDL STORE「wasabeat」で1位を記録。David Guetta、Dirtyloud、Reid Speed、BBC Asian Networkなどから激賞され、かねてより海外向きだと言われていたそのサウンドが改めて満天下に示され、若手トラックメーカーの最右翼に名を連ねることになる。海外大手レーベル”ULTRA Records”からリミックス作品もリリースされている。まるで超新星を思わせる眩いばかりの爆発力を内包したトラックはEDMムーヴメントに新たなる価値観を提示すると共に、ダンスフロアの住人たちを震撼させていくことだろう。
SEKITOVA
大阪、1995年元旦生まれのDJ/trackmaker。
胎教時から洗脳のごとく刷り込まれた数々のElectronic Musicから年相応にふれあってきたPopsまで浅く広く聴いていく中でDave DKのDJ MIXに触れMinimal Techno/Tech Houseの魅力に取り付かれる。その後は日を追うごとにMinimal Technoに没頭するが、近年Houseと触れ合っていくうちにDeep House/Tech House路線にも再び歩みを寄せ2013年は「DOMMUNE」や「BIG BEACH FESTIVAL」にも出演。
Track makeの方ではMaltine Records等ネットレーベルやSoundcloudほかをメインにリリースするなど、インターネットでの活動が主であったが2012年4月、ついに初のCDとなる先行シングル「Inverted QualiaE.P.」を発売、そして12月5日にはHideo KobayashiやUNKNOWN Season主宰のYoshi Horino等がピックアップしている注目の初アルバム「premature moon and the shooting star」が自主レーベルより全国のCDショップやBeatportなどデジタルでもリリースされる。タワーレコードでは各支店のバイヤーからのプッシュを受け、iTunesではエレクトロニック部門でトップ10入りを果たすなど実績も残しつつあり、エレキング編集長の野田努からは「日本クラブ文化の未来の明るい星」と評される、これからに期待の若手だ。