01.26 (Fri)
東儀 秀樹(とうぎ ひでき、1959年10月12日 - )は雅楽演奏家。東京都出身。奈良時代から続く楽家(がくけ)の家系に生まれる。身長177cm。血液型B型。ユニバーサルミュージック所属(2007年に東芝EMIより移籍)。略歴商社マンだった父親の仕事の関係で、幼年期をタイ、メキシコで過ごす。成蹊高等学校卒業後に國學院大學の二部で学ぶかたわら、宮内庁式部職楽部の楽生科で雅楽を学ぶ。1986年から10年間、楽師として活躍する。宮内庁の楽師として活動する一方で、1996年にファーストアルバム『東儀秀樹』でデビュー。雅楽器とピアノやシンセサイザーといった現代楽器の珍しいコラボレートで話題となった。同年宮内庁を退職しフリーランスでの活動をスタートさせる。本人は雅楽器だけでなく、ピアノ、キーボード、シンセサイザー、チェロ、ドラム、ギターなどさまざまな楽器の演奏をマルチにこなせる。また、「生きてきたぼくたちへ」等自らボーカルを執る楽曲もある。映画をはじめテレビ番組やCMにも楽曲を提供し、また雅楽師として音楽や歴史、バラエティなどのテレビ番組に出演している。俳優としても活動しており、2008年放送のNHK大河ドラマ『篤姫』では孝明天皇役で出演した。また2009年には木村拓哉主演のドラマ『MR.BRAIN』にゲスト出演した。古典芸能であった雅楽を現代音楽と結びつけ、その素晴らしさを一般に知らしめ、広く認知された。この功績により2004年、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。専門として演奏する雅楽器は篳篥(ひちりき)であるが、龍笛(りゅうてき)、鳳笙なども演奏する。ただし宮内庁の楽師には管楽器において「他管を侵さず」という厳格な決まりがあり、例えば篳篥を選んだ時点で他管の龍笛及び笙を演奏することはない。また最近は雅楽よりも庶民的な芸能で、既に衰退してしまった伎楽の復興にも力を入れていて、コンサートなどでも度々上演している。2004年には自ら上海に出向いて、中国民族楽器の若手演奏家をプロデュース。TOGI+BAOというユニットを組んで日中両国で活躍していたが、2008年夏のコンサートツアーをもってTOGI+BAOの活動は休止、近年は同年齢でもあり古くからの盟友でもあるバイオリニストの古澤巌と全国ツアーを開催することが多い。
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