コロンビアに移住し現地のラテン・グルーヴを取り入れ空前の大ヒット作となったコンボ・バルバロやオンダトロピカ、LAでのジャズにフォーカスしたザ・ウエスタン・トランシエント、ファンク&ソウルのクァンティック・ソウル・オーケストラなど、ソロ名義でのエレクトロニック作品以外にも、様々な音楽ジャンルに取り組んでいる天才音楽家クァンティックが、キャリアの中でも特に人気の高いワールド・ミュージック系プロジェクトの一つ、フラワリング・インフェルノの第三弾アルバム『1000 Watts』を6月17日(金)にリリースする。

歴史的傑作を連発したリー・ペリーの70年代ブラックアークのサウンド・プロダクションを連想させるような、ダブ・プロジェクトとして産声を上げた「フラワリング・インフェルノ」プロジェクトは、打ち込み中心で作られた第一弾アルバム『Death Of The Revolution』、コロンビアやペルー、ジャマイカなどの音楽家を呼び寄せ、生音を取り入れた第二弾アルバム『Dog With A Rope』を経て、今作『1000 Watts』ではルーツ・レゲエの領域に踏み込んでいる。アナログ・マルチテープ録音を採用した今作には、オーセンティックなレゲエのリディムに載せ、伝説的レゲエ・ディージェイ、U-Royが参加。 U-Royと〈Tru Thoughts〉を代表するUKソウル・シンガー、アリス・ラッセルが共演した新曲「A Life Worth Living」がさっそく公開された。