2Pac(トゥーパック/Tupac Shakur/トゥパック・シャクール)の遺産管理人が、現在 Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)とのディス合戦を繰り広げているカナダ人ラッパーの Drake(ドレイク)が公開した Kendric Lamar へ向けたディストラック「Taylor Made Freestyle」が使用している、AI 生成によって作られたと考えられる 2Pac の声のように聞こえるボーカルに対し「史上最も偉大な HIPHOP アーティストの一人、Tupac Shakur の遺産のあからさまな悪用」であるとして、「2Pac の宣伝性」「法的権利」に対する重大な侵害であると主張、新たな停止命令で法的手段に訴えると脅迫した。
 

芸能弁護士のハワード・E・キング氏は「遺産管理人は決してこの使用を承認しなかっただろう」と述べており、Drake がこの曲をパブリックドメインから削除しない限り「あらゆる法的救済を追求する」意向を認めた。

「遺産管理人の良き友人であり、公私共に 2Pac とその遺産に敬意しか示さなかった Kendrick Lamar に対して、許可なく 2Pac の声を同様に遺憾なく使用したことは、屈辱を更に悪化させるものだ」とキング氏は付け加えている。

Drake と Kendrick Lamar との確執は、Kendrick Lamar が Drake と J.Cole (ジェイ・コール)の両方を攻撃する「Like That」をドロップした後、Drake は別の曲「Push Ups」を返していた。
 
  

なお、上記の騒動に対し Snoop Dog(スヌープ・ドッグ)は最近投稿したビデオの中で呆れ顔で我関せずなコメントを発している。

あいつら何やってんの? いつ? どんな風に? 本当に?
皆が俺に電話してきてパンクしそうだよ。一体何だ? 何が起こった? 何が起こってんだ? 俺はベッドに戻るよ、おやすみ。