パーティーの楽園イビザ島があるバレアレス諸島の行政は、イビサ島西岸に位置するサン・アントニ付近で新型コロナウイルスの新規感染者が増加したため、規制を強化すると発表した。

新型コロナウイルスワクチンを接種済み証明書」もしくは「新型コロナの陰性証明」を保持していれば、特定の国からの観光者を受け入れ始めたイビザだが、たった数週間で新たな新型コロナの制限を導入することになってしまった。


サン・アントニ付近では、先週末の土曜日に233名、日曜日に303名と週末だけで500人以上が感染、感染者数が急増したため規制を発表・即時発効された。

月曜日に行われた記者会見では「この規定は新型コロナウイルスのこれ以上の拡散を阻止するために制定された。また、新たな感染者は若年層が大半を占めていることから、若者たちは責任を持った行動と規制に準拠するように」と発表。


新たな新型コロナウイルスの規制では、屋外のテーブルやバーで1度に同席出来るのは10人まで、屋内であれば6人までに減らされた。また午前2時までにナイトクラブ等の会場は閉店しなければならず、収容人数の制限は、屋内であれば100名、屋外であれば200名までとなった。

更に、アルコール販売・提供にも制限がかかった。この地域では午後9時30分〜午前8時までアルコール飲料の販売・提供は禁止となり、リゾート施設の宿泊者へのアルコール提供は、食事の際のみ可能となった。