DJ/Producer の Kaskade（カスケード）は、2019年12月、ラスベガスのナイトクラブ「KAOS Nightclub」が契約違反をして彼のレジデントをキャンセルしたとして、ネバダ州の米国地方裁判所に提訴していたが、先日その判決が下り、裁判所は800万ドル（約9億6942万4000円）の支払いを KAOS に命じた。
KAOS は、2019年11月に突如閉鎖しているが、それまでの経営で約5000万ドル（日本円約53億円）の損失を出していたと噂されていた。

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Kaskade は、彼の出演により一晩あたりで約30万ドル（約3636万5,000円）を稼いでいたとのことだが、これは Kaskade レベルのアーティストにとっては珍しい金額ではないとのことだ。

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Kaskade の担当者と Billboard からの報告によると、Kaskade は2019年12月、契約に幾つかの日付が残っていると主張して、KAOS を運営する FP Holdings に対して訴訟を起こした。FP Holdings の弁護士は、パンデミックのために発生しなかったであろうとして、2020年に予定されていた30のショーは含めるべきではないとして、Kaskade の主張に反論。

しかし、米国地方裁判所のアンドリュー・ゴードン裁判官は「Kaskade は、2020年1月1日〜3月15日までの間、シャットダウン令が出る前にいくつかのショーを行うことができたはずだ」として、KAOS がドライブインコンサート、バーチャルコンサート等、Kaskade のショーをするための他の方法を見つけるための合理的な努力を怠った、また、訴訟が提起されたのはパンデミックの３ヶ月以上前だったとして、FP Holdings の弁護士の主張を否定している。