The Martinez Brothersを特別な存在にしているのは、彼らのスキル、そして若さ溢れるエネルギーだ。一度でも彼らのギグを体験したことがある人なら分かるだろう。The Martinez Brothersのスピリットこそ、彼らを特別な存在にしているのだ。
The Martinez Brothersはまさに新世代と呼ぶにふさわしい存在だ。兄弟の育ったMartinez家は音楽に囲まれた家庭だった。二人はキーボード、ベース、ドラムやパーカッション等、様々な楽器の演奏を学びながら成長し、Bronxの教会や家など様々な場所でパフォーマンスの経験を積んできた。そしてParadise Garageの常連であった父親の影響でディスコやハウスを聴き始め、Timmy Regisfordのラジオや、父親のCD等を通じて、更に音楽性を広げることになったのだ。
初めてのギグをLarry LevanやDavid Mancusoらと共に活躍したNYCのベテランDJ Victor Rosadoとの競演で実現させたThe Martinez Brothersは、2度目のギグで、Dennis FerrerやJerome Sydenhamらが主催するIbadan@Shelterに出演。とんとん拍子でDanny Krivitの718 SessionsやParis' Cheersへ出演し、その勢いでヨーロッパツアーまでも実現させ、イビザのPachaやパリのRespect、さらに香港やインドネシアまで足を伸ばしてギグを成功させた。
2007年、The Martinez Brothersに新たな扉が開く。世界中から絶賛されたファーストシングル「My Rendition」がDennis FerrerのObjektivityよりリリースされたのだ。その後もツアーの合間を縫ってDennis Ferrerと共にスタジオ作業をしているThe Martinez Brothersだが、一切急ぐことはない。
「僕達は自分たちをDJというよりプロデューサーと考えているんだ。だから、ギグをするためにプロデュースをする必要はないし、既に沢山のトラックもあるけど、それらを急いでリリースする必要も感じていないんだ。遅かれ早かれアルバムをリリースするつもりだけど、今は一つ一つトラックを作っているだけさ。全ての準備が整って自分たちが出したいと思った時にリリースするよ。今はただ流れに身を任せていたいね」(Steave Martinez)
http://www.myspace.com/themartinezbros...
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