Ariana Grande(アリアナ・グランデ)が「7 rings」に因んで入れた「七輪」のタトゥーについての論争が記憶に新しいが、多くの EDM アーティストたちも結構日本語が気に入っているようだ。日本語入りのアーティストグッズを作っていたり、日本語の書かれた洋服を着ているアーティストは珍しくない。

関連記事>>>日本人ファン困惑の「七輪」タトゥー……アリアナ・グランデがシングル「7 rings」に因んで入れたタトゥーを修正!!​
 

Don Diablo (ドン・ディアブロ)

6月21日に「The Rhythm」をリリースした Don Diablo。「The Rhythm」のジャケット写真で、Don Diablo は、レーベルマークにしてトレードマークでもある HEXAGON のロゴが入ったジャケットを着用しているが、よくよく見てみるとそこには「暴走茨城」という謎の日本語が……。日本人としては日本語を使用してくれるのは嬉しいが、なぜ「暴走茨城」という昭和の暴走族的な言葉をチョイスしたのかが謎である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Don Diabloさん(@dondiablo)がシェアした投稿 -

 

Porter Robinson (ポーター・ロビンソン)

原宿系女子に大人気のブランド「galaxxxy」と、2014年にリリースされた Porter Robinson のアルバム「Worlds」のコラボグッズ。販売開始からたった3時間で売り切れたという幻のグッズである。そこには「世界惚多」「ポーター」と書かれている。「惚多」はおそらく造語ではないかと推測される。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

porter robinsonさん(@porterrobinson)がシェアした投稿 -


Porter Robinson は大の日本好きとしても知られており、他にも「カクタス」(意味:英語でサボテン)とカタカナで書かれたTシャツを着用している写真も投稿している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

porter robinsonさん(@porterrobinson)がシェアした投稿 -

 

K?D(キッド)

K?Dは 腕に、スタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」のカオナシのタトゥーを入れるほどの日本のアニメファン。K?D は他にも、「ゴーストは囁く」と書かれた大人気アニメ「攻殻機動隊」のTシャツを着用している。「攻殻機動隊」は世界的にカルト的な人気を誇るアニメの一つで、映画「マトリックス」にインスピレーションを与えたアニメとしても知られている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

k?dさん(@whos_kid)がシェアした投稿 -

 

1788-L(ワンセブンエイトエイトエル)

1788-L のオフィシャルグッズとして販売しているこのパーカー。そこに書かれている2つの日本語は「顔を洗って歯を磨く」そして「オートマトン」。「顔を洗って歯を磨く」は文字のままだが、「オートマトン」の意味は、自動的に情報処理を行う機械のこと。つまり、自動的に情報処理を行う機械のごとく、洗顔と歯磨きは毎日行いましょうね、という意味合いなのだろうか……??
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

1788-Lさん(@1788_l)がシェアした投稿 -

 

番外編:EMINEM(エミネム)

2018年にリリースされた Eminem のアルバム「KAMIKAZE」。リリース記念に発売された公式グッズのジャケットには「敗北より死」という日本語が書かれている。まさに Eminem らしい...? ちょっと物騒なこの日本語だが、世界的ラッパーだからこそ使用できるパワフルな言葉ではないだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Marshall Mathersさん(@eminem)がシェアした投稿 -

 

Knye West(カニエ・ウエスト)

こちらも世界的ラッパーの Knye West が 2009年に Daft Pank(ダフト・パンク)の "Stronger" をリミックスしたもの。
東京で撮影したらしい映像と、近未来的な CG が組み合わせられて、やはり攻殻機動隊や AKIRA っぽい雰囲気の MV に仕上がっているのだが、途中に「イマスグ」「イマオマエガヒツヨウダ」「ネ」「ギ」「テ」「ガソバレ」「ザ」「ヨ」「キガクルウ」「ヤレ」と、謎の日本語が赤文字で表示される。特に何度も表示される「ガソバレ」がインパクト大。
 

アーティストはもちろん、外国人の中には日本語入りのTシャツなどを着用してくれている人も多い。日本語の翻訳が間違っていたり、意味が分からず着用している人がいたとしても、やはり日本語の入った衣類を着用してくれるのは日本人としては嬉しいものである。