02.17 (Sat)
ブラザース・フォア (The Brothers Four) は、1957年にワシントン州シアトルで結成されたアメリカ合衆国のフォークソング・グループで、1960年のヒット曲「グリーンフィールズ (Greenfields)」で知られている。経歴ボブ・フリック (Bob Flick)、ジョン・ペイン (John Paine)、マイク・カークランド (Mike Kirkland)、ディック・フォーリー (Dick Foley) の4人は、1956年にシアトルのワシントン大学で、フラタニティ(「兄弟」を意味するラテン語「frater」に由来する学生の社交クラブ)のひとつであるファイ・ガンマ・デルタ (Phi Gamma Delta) の仲間として出会った。「ブラザース」つまり「兄弟」というグループ名も、フラタニティの仲間であったことを踏まえたものである。彼らがプロとして演奏し始めたのは、ライバル関係にあった別のフラタニティが彼らに仕掛けた冗談がきっかけであった。イタズラを仕掛けた学生たちは、シアトルにあるコロニー・クラブ (Colony Club) の関係者の振りをして、クラブに出演するオーディションのために来てくれないかと電話をかけたのである。クラブ側はもちろん、彼らが現れることを予定していたわけではなかったが、数曲歌うことが許され、結局、雇われることになった。フリックの回想によれば、報酬は「ほとんどの場合はビールで」支払われたという。1959年に、サンフランシスコに拠点を移した彼らは、デイヴ・ブルーベックのマネージャーだったモート・ルイス (Mort Lewis) に出合い、ルイスにマネージャーを引き受けてもらい、その年の遅い時期にコロムビア・レコードとの契約を取り付けた。そうして1960年1月にリリースされた2枚目のシングル盤「グリーンフィールズ」が、ポップ・チャートの2位まで上昇し、年末に出たデビュー・アルバム『Brothers Four』は、トップ20に入った。初期のキャリアの中では、ほかにも、4枚目のシングル盤として発表された、ジョン・ウェイン主演の1960年の映画『アラモ』の使用曲「遥かなるアラモ (The Green Leaves of Summer)」がアカデミー歌曲賞の候補のひとつとなり(受賞作は『日曜はダメよ』の「Never on Sunda
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