ジャーマン・ハウスシーンのオリジネイターが9年ぶりにAIRへ
春のAIRで、INNERVISIONS等が牽引するベルリン・ハウスシーンの魅力的アーティストたちを中心にフィーチュアしていくパーティ“LOSE YOURSELF”が始動する。第1弾のゲストは、AIRには実に9年ぶりの登場となるIan Pooleyだ。90年代初頭にデトロイト第2世代のハードテクノに触発されてDJキャリアをスタートした彼は、その後次第にハウスのグルーヴに傾倒。1996年には、現在のディープミニマルやジャーマン・モダンハウスの源流ともいえるサウンドが詰まったファーストアルバム「The Times」を完成させた。近年はINNERVISIONSからのリリースと同レーベルのパーティへの出演が増加しているIanの、最新プレイを見逃すな。
<IAN POOLEY>
6年前に地元マインツからベルリンに拠点を移したPooleyは、決して現状に甘んじない男だ。とことんピュアリスト。永遠に夢見る男。Ian Pooleyは、このご時世珍しい人間である。プロとしてのキャリアが20年にもなる彼は、カルト的なアンダーグラウンドDJとして、そしてメインストリームのベテランプロデューサーとしてその名を知られる。この2つの道を歩んできたアーティストはそう多くはない。そんな少ない数の中の1人である彼のサウンドは非常に洗練されており、そのアプローチはクラシックでありながらもフレッシュだ。これまでに5枚のアルバムをリリースしているPooleyは、デトロイトやシカゴ、ブラジルなどから影響を受けており、ファンキーでグルーヴを重視したプレイをする。活動初期にはダークでヒプノティックなビートを展開していたが、後にV2 Recordsから発表したレコードの数々はブラジルのサンバの要素を取り入れた作品であった。また、物事に柔軟なPooleyは、スポットライトの外の存在となる前に新しいトレンドの創造にその知識を貸し、全く新しい方向から再出現することとなった。2012年となり、彼に再びスポットライトが当てられた。Innvervisionsからの作品は高い評価を獲得し、2013年始めには自身主宰のPooled Musicより5枚目のスタジオアルバム『What I Do』をリリース。現在のエレクトロニックミュージックには数少ない、時代に左右されない楽曲を収録した作品となった。Pooleyは、膨大なアナログ機材のコレクションと長年積み重ねてきた経験によって、ヒップホップのリズムと刺激的なフリーケンシーを大胆に織り交ぜる。4年間の静寂の後、彼はまた次のステージへと進んだ。Pooleyは先が読めないアーティストだ。そして、多くの人が夢見る以上に、幅広い音楽のテリトリーをカバーできる男である。
http://www.air-tokyo.com/schedule/1990.html
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