Kid Cudiを知らない人はいないだろう。今やトップクラスのラッパーの仲間入り。
また彼とエレクトロニックミュージックをつなげたのが、Steve Aoki。映画Project Xのサウンドトラックにも選ばれたSteve Aokiのリミックスの元になった原曲はまさに、Kid Cudiのシングル「Pursuit Of Happiness」。ファンならわかるだろうが、これは、よくケーキを投げるパフォーマンス中にSteveがかけるお気に入りの1曲。
 


そしてUltra Musicから2人のコラボ曲「Cudi The Kid」もリリースされている。
 

そんなKid Cudiだが、本名Scott Mesudiだと言われたら気づく人は少ないだろう。
最近Kid Cudiは何とあのTED TALKSにゲストスピーカーとしてのオファーをもらったのだ。Kid Cudiはクリーブランドにある母校のShaker Heights High Schoolに戻り、そこに人々へ人生におけるメッセージを自分の実体験を通して発信。最近では、オックスフォード大学でもKanye WestやLil Johnを呼ぶなど、ヒップホップ界の重鎮たちの影響力にようやく学識面の方々も気づいたようだ。

そこで、現在31歳のKid Cudiスピーチから発信されたメッセージを人生における3つの教訓という形で紹介する。

Be A Hussler-常にチャレンジし続けること-

常にチャレンジし続けたからこそ、あきらめず、努力してきたから今の自分があると話すKid Cudi。もちろん、これはよく色々な人から聞くメッセージだが、彼は、ニューヨークに単身で渡り、そこからトントン拍子ではいかなかった。まずお金を稼ぐために、パン屋のDean & Deluca、アバクロ、アメリカン・アパレルなど数えきれないくらいのバイトを経験したという。常にハッスル精神をたやさなかったのだ。そのチャレンジ精神は、今も仕事面でモットーとし持っているという。

Have Focus-常にフォーカスをもっていること-

簡単に口では言えるが実行にうつすことの難しい一言。ただKid Cudiは、常にフォーカスをぶらさないことで軸をまっすぐに構え、目標に突進していったのだ。だからデビューアルバムが成功におわったときも、ひと時は、喜び祝うものの、次のときには、セカンドアルバムのステップを考え、またこの成功をおさめようと思う。フォーカスをしっかりとしたのだ。たまには、このような頑固強さも必要だ。

Hold Self-Confidence-自分に自信を持て-

人は、みんな結果同じ、成功する可能性は、みな平等に持っている。だから、それが上手くいくかいかないかは、一人一人の自信に繋がると話す。男として一度は憧れるスポーツや大学の道を志すも、上手くいかなかったが、音楽には自信を持つことでここまで来れたのだ。何でもいい何かに自信を持てと話す。今は、そのみなぎる自信が自分の娘や母にみえ、それによって勇気をもらっているとも話す。