1963年9月19日生、東京都港区出身。父は音楽家、母は宝塚歌劇団出身のジャズ歌手。子役から始まり、ミュージカルで活躍。コンサートも数多く開催し、各オーケストラや交響楽団とも共演。
1974年、『がんばれ!!ロボコン』のロビンちゃん役でデビュー。
1982年、ミュージカル「シンデレラ」で初舞台。
1987年、ミュージカル「レ・ミゼラブル」エポニーヌ役で脚光を浴び、2001年までロングラン公演に参加し、出演回数は1,000回を超えた。また、各国で公演されている同作の世界ベストキャストに選ばれ、日本の女優として初めて英国王室主催の御前コンサート「ザ・ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス」(’87)に出演。さらに1990年には、世界選抜キャストとしてレコーディングに参加したアルバム「レ・ミゼラブル/インターナショナル・キャスト盤」が、米国でグラミー賞を受賞するなど国際的にも高い評価を得る。
1987年、「KAHOファーストコンサート」を開催。
1989年、『NHK紅白歌合戦』に2年連続で出場。
1990年、TBS系ドラマ『HOTEL』の主題歌「ステップ・バイ・ステップ」「フレンズ」「約束」がヒット。
1994年、ピアニスト・作曲/編曲家・プロデューサーの島健と結婚。同年からスタートした島田歌穂&島健Duoコンサートは、現在まで全国200ヵ所以上で公演、延べ10万人以上が来場。
1998年、マレーシアでコンサートを開催。
2006年、映画「サウンド・オブ・ミュージック」マリア役の吹き替えを担当。また、コンサートツアーを台湾で開催。
2008年、祖母の人生を綴った著書『私の祖母は「101歳のお嬢さま」』(潮出版社)を出版。
2009年、「Duo Xmas Special」コンサートをスタート。ミュージカルは勿論、ジャズやポップス、民謡など幅広く歌唱し、毎年恒例のコンサートとなった。
2014年、デビュー40周年を迎え、レーベルの枠を超えた初の自選オールタイムベスト「MY GRATITUDE」をリリース。また、和田誠監修、夫、島健とのデュオによるJazzアルバム「いつか聴いた歌」もリリース。
2015年、宝塚歌劇団のミュージカル「TOP HAT」日本初演の歌唱を指導。
2017年、ディズニー映画「美女と野獣」プリュメット役の吹き替えを担当。また、ミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」に出演。
2018年、ミュージカル「メリー・ポピンズ」 「ナイツ・テイル―騎士物語―」とに出演。
現在、大阪芸術大学 舞台芸術学科教授も務める。
■主な出演作品
「イーハトーボの劇列車」(’86)、「花よりタンゴ」(’86)、「アニーよ銃をとれ」(’88)、「黙阿弥オペラ」(’95)、「ロミオとジュリエット」(’96)、「シー・ラブズ・ミー」、(’98)「ザ・リンク」(’98’00)、「屋根の上のヴァイオリン弾き」(’01)、「ブラッド・ブラザーズ」(’03)、「ウエストサイド・ストーリー」(’04)、「江利チエミ物語」(’05-’07)、「飢餓海峡」(’06)、「Freddie-少年フレディの物語-」(’00-’08)、「ライト・イン・ザ・ピアッツァ」(’07)、「ベガーズ・オペラ」(’06’08)、「ゾロ ザ・ミュージカル」(’11)、「レ・ミゼラブル」(’87-’01’05’07’11)、「蝶々さん」(’07’11)、「二十四の瞳」(’12’13)、「トゥモロー・モーニング」(’13)、「三文オペラ」(’14)、「この子たちの夏」(’11’13’15’16)、「DOWNTOWN FOLLIES」(’02~)、「天空の恋」(’16) など
■主な受賞歴
1987年 第24回ゴールデンアロー賞演劇部門新人賞(シンデレラ)、Swing JOURNAL誌「ジャズヴォーカル」新人賞
1988年 第38回芸術選奨文部大臣新人賞(レ・ミゼラブル)
1990年 第32回グラミー賞「Best Musical Cast Show Album」(レ・ミゼラブル/インターナショナル・キャスト盤)
1996年 第21回菊田一夫演劇賞(シー・ラブズ・ミー)
2006年 第27回松尾芸能賞優秀賞(江利チエミ物語、レ・ミゼラブル2,000回記念公演)
2007年 第41回紀伊國屋演劇賞個人賞(飢餓海峡)、第14回読売演劇大賞優秀女優賞(飢餓海峡、ベガーズ・オペラ)
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