シカゴ出身、サンフランシスコを拠点に活動中のDJ兼プロデューサー。90年代初頭からDJとして世界中をまわり、年間100本以上ものギグでプレイ。跳ねる様な音色のトラックを超人的かつ卓越したスキルとセンスでミックスするDJスタイルにより、北米はもとより世界中からファンを獲得、西海岸のシーンを代表するトップ・アーティストとして君臨し続けている。日本では2006年に日本最大級のクラブ系アクトによる野外フェスティヴァル“Metamorphose”にヘッドライナーとして登場。2つのステージにてプレイし多くの観衆を魅了した。翌年の2007年には、今は無き伝説のクラブSpace Lab Yellowの単独公演と共に、Liquid Roomでの“om:tokyo”でもプレイをおこない、その内容を収録したミックスCD『Live in Tokyo』をリリース、大きな話題を呼んだ。2008年には世界的に最も評価を受けているミックスCD『Fabric』の40番を担当し、抜群の選曲と類まれなグルーヴを展開。更に多くの支持を集めることになった。また近年は兼ねてより親交の深いDerrick CarterやDJ Sneakと共に活動もしており、2012年にはベルギーで開催されている世界最大級のダンスユージックフェスティヴァル“Tommorowlamd”にて3人によるバック・トゥ・バックを初披露。このパフォーマンスが大きな話題を呼び、翌年も同フェスティバルに出演、更にイビザのクラブPachaからの要望でシーズン中に3度も3名による特別なセットで登場した。また1992年からスタートした自身のパーティー“Mushroom Jazz”は、ジャジーなヒップホップからダビーなダウンテンポ・トラックを中心に構成され、同名のミックスCDとして現在まで7作品を発表する人気シリーズとなっている。ある意味、対極ともいえる二面性を表現し続けられるのも、幅広い音楽性を持つMark Farinaならではのスタイルといえるだろう。