Mon, 04 Dec 2023
* バーナード・サムナー(Bernard Sumner) -ボーカル、ギター、キーボード - 通称バーニー
* ピーター・フック(Peter Hook) -ベース、ドラム - 通称フッキー
* スティーヴン・モリス(Stephen Morris) -ドラム、キーボード
* ジリアン・ギルバート(Gillian Gilbert) -キーボード、ギター 1982年加入、2001年脱退
* フィル・カニンガム(Phil Cunningham) -ギター 2005年加入
概要
1980年に作詞兼ヴォーカル担当であったイアン・カーティス(Ian Curtis)が自殺したため活動停止を余儀なくされたジョイ・ディヴィジョン。残された3人のメンバーは紆余曲折の末、バーナードがイアン・カーティスに代わりにボーカルとギターを担当し、当時モリスのガールフレンド(のちにモリスと結婚することとなる)でパンクバンドで活動していたジリアン・ギルバートをキーボードとギター担当の新メンバーとして迎え入れ、バンド名も新たに「ニューオーダー」として活動を開始。途中、家庭の事情(子供の病気)でジリアンが脱退し、サポートメンバーだった元マリオンのフィル・カニンガムを正式メンバーに加え現在に至る。その命名の由来はナチス・ドイツの提唱した「新秩序」であるが、メンバーによると政治的な意図は無く単に響きで選んだものであるとのこと。
ファーストアルバムこそジョイ・ディヴィジョンの延長線上ともいえる陰鬱なサウンドだったが、12インチシングル「エヴリシングス・ゴーン・グリーン」を発表した時期から元々導入していたエレクトリックサウンドの比重が高まり、ギターとエレクトロニクスを融合させたロックバンドの草分け的存在の一つとなった。また1983年の「ブルーマンデー」のロングヒット、さらにヒップホップにおける代表的なプロデューサーであったアーサー・ベイカーと組んだ「コンフュージョン」等により今や世界のクラブシーンで直接的、間接的を問わず「彼らの影響を受けていない人間を探すことは難しい」とさえいわれる。
彼らの楽曲はフォークロック然としたギターサウンドから完全なエレポップまでと曲毎のアレンジの振幅が激しく、また同じ名前を冠する曲でもシングルとアルバムではまったく別物であったりする場合があるため、アルバムメインのリスナーとシングルメインのリスナーではかなり印象の違うバンドである。
特にベース担当のピーター・フックのベースをヒザ近くまで低く構えた演奏スタイル、そして高音域でメロディーを引っ張っていくメロディアス... More Biography