ディープハウス界、東アジアの最重要人物のひとり寺田創一。
オランダ老舗レーベルRush Hour所属のHuneeの選曲による2015年の再発をきっかけに彼のナイーブで感情的なサウンドが海外シーンから再注目され、2015〜2020年にかけて120本以上・28ヵ国で世界ツアーを敢行。
名作テレビゲーム、「サルゲッチュ」シリーズのサウンドトラックを手掛ける他、1988年以来、自身のレーベルFar East Recordingから数々の作品を発表している。従来のハウスミュージックと一線を画した、女性ヴォーカルを引き立てる潤いのあるピアノサウンドを特徴とした独自の音作りで、お茶目で可愛いサウンドからジャズ、ソウルからの影響を感じさせるディープなサウンドまでレンジの効いた作品群から彼のマルチなセンスがうかがえる。
ハウスミュージックのパイオニア故ラリー・レヴァンによるヘビープレイで評判となった、島田奈美をヴォーカルに迎えて1989年に発表された楽曲「Sun Shower」は現在でも多くのDJやダンサーの間で親しまれている。