『いいじゃないか』発売日にスタートした今回のツアーは、初日の地元:愛知県 名古屋に加え、岐阜県・三重県の東海3県、その他には静岡県、大阪府、最終公演:長崎県とタイトル通り“約東海3県”をまわるホールツアーとなっている。当日は、ツアーテーマである「ハロウィン」の世界観を反映した舞台セットだけでなく、当日は仮装したファンがたくさん集まり、会場全体がまるでアミューズメントパークで行われるハロウインパーティーかのような雰囲気の中公演がスタート!
この日は「HAPPY HALLOWEEN」と題されており、そのタイトル通りハロウィーン仕様の舞台がステージに大きく設置され、会場内に一歩入った途端別世界のような雰囲気に。ライブスタートの定刻になると謎の人物(=ボンジュール蒲郡)が登場、「みんなが楽しくしないとしゃちほこは帰っちゃうわよ!」と言い会場の期待を煽るとメンバーが登場、8月28日に開催された「しゃちサマ2015」以来およそ1か月ぶりの単独公演ということもあり、会場からは大きな歓声が上がる。
アシッドナンバーな「いいくらし」で幕を上げ、早速会場に詰めかけたファンがメンバーの動きに合わせて踊ってみせると、この日発売日を迎えた『いいじゃないか』に収録された浅野尚志×箭内道彦による骨太ロックソング「BASYAUMA ROCK」を披露。まるでロックバンドのライブ会場と思うほど、「オイ!オイ!」という合いの手が響き渡るり、6人もそれに応えるように力強く歌って踊る。そして3曲MCなしで駆け抜けると、咲良菜緒が「新曲、披露しちゃっても、ええじゃないかー!!」と叫び、SEAMO氏とtofubeats氏が手掛けた10月28日発売『ええじゃないか』に収録されるリードトラック「J.A.N.A.I.C.A.」がこの日初披露された。パラパラのテイストを取り入れ、サビでは「ええじゃないかー!」と連呼するポジティブなダンストラックに仕上がったこの新曲は覚えやすい歌詞とユニークな振付で、初披露とは思えないほど大きな盛り上がりを見せた。その振付は「抱きしめてアンセム」でも唯一無二な独特な踊りで大きな話題を呼んだラッキィ池田氏によるもの。「ねじ外さないと踊れない!振りコピ(ファンも一緒になって踊る)曲だから、みんなもがんばってね!」(咲良)、「凄まじく体力使う」(安藤)と話すように、この振付のユニークさ、奇抜さは「抱きしめてアンセム」を超えて群を抜いたものになっている。
その後『いいじゃないか』に収録されたファンク調の「NIGI² WONDERLAND」でしゃちほこならではの不思議なやわらかい空気感を作り上げると、NHK「みんなのうた」で放送されている「怪獣トットト」を初披露、お母さんと子どもの格闘を描いたかわいらしい曲で会場を盛り上げる。メンバーカラーを6人のうち4人が交換し、歌うパートを変更、さらにハロウィンという事で仮装したファンを曲中に探してメンバーと写真を撮るなどの演出も披露!終盤にも『いいじゃないか』収録の「夢の途中」を披露、そして最後はライブ鉄板曲「抱きしめてアンセム」から「エンジョイ人生」を披露し、お祭り騒ぎなツアー初日は幕を閉じた。
残す公演は5公演。それぞれ「HAPPY HALLOWEEN」と「MOON LIGHT HALLOWEEN」と銘打たれており、違った演出、セットリストが期待される。
なお、今回初披露された新曲「J.A.N.A.I.C.A.」は日本先行メジャーデビューシングル「首都移転計画」以来2年半振りのコラボとなった地元:名古屋の先輩: SEAMOが作詞を手掛けており、作曲を同じレーベルunBORDEに所属し、先日2ndアルバム『POSITIVE』をリリースしたばかりのtofubeatsが務めている事が発表されている。この楽曲は、1980年代後半から1990年代にかけて大ブームを巻き起こした、日本で発祥したダンスの一種であるパラパラのテイストが大胆に盛り込まれており、「平成生まれの現役女子高校生アイドル」と「パラパラ」という斬新な組み合わせという事でも話題を呼んでいる。
更にこの楽曲の振付をラッキィ池田氏が務めており、サビではパラパラが導入されていたり、EPのタイトルにかけて、サビで連呼する『ええじゃないか』というフレーズに合わせて、メンバーが頭上に両腕を掲げて「A」を形作る振りなど、視覚でも楽しめる「チームしゃちほこ」流のパラパラソングに仕上がっていて、ライブ中にメンバーの振付をコピーするファンが多い事で有名なチームしゃちほこの新しい代表曲の誕生を予感させる一曲となっている。今回のツアースタートを記念して、早くもYOUTUBEには「J.A.N.A.I.C.A.」の踊ってみた動画が公開されているので、あわせてそちらもチェックしてみよう!
なお、メンバーの秋本帆華はこの楽曲に対して「チームしゃちほこでは初めてのパラパラソングということですが、曲もノリやすくて、歌詞もクスッと笑える 面白いところがあったり、ライブでもお客さんと一緒に盛り上がれるし、家で聞いても盛り上がれる曲になっているので是非皆さんも聴いてみてください!」とメッセージを寄せている。