8月20日(土)のSUMMER SONIC TOKYO DAY 1のZOUK OUT STAGEに登場したSam Feldt。
台湾、バリ、ジャカルタ、香港、シンガポールと数々の地域を訪れ、日本で締めくくったアジアツアー。
超多忙のオランダが生んだSam Feldtに色々聞いてみました!
SUMMER SONIC 2016へようこそ!日本はどうですか?
実は、ホテルに寄らず、空港から会場へ直行したから、まだあまり観光とかできていないんだ!そうだったんですね!SUMMER SONIC TOKYOでのセットはどうでしたか?
最高だったよ!実は、僕のセットの時に、雨が降り出したんだよ。一時期、みんな室内へ行っちゃうのか不安だったけれど、みんな雨なんか吹っ飛ぶくらい盛り上がってくれて最高に楽しめたよ。最近、Lucas & SteveとWulfとともに新曲をリリースしましたね。そのコラボは、どのような経緯で決まったんですか?
実は、初めからLucas & Steveとコラボするって決めて完成した曲ではないんだ。彼らとは、同じオランダ・アムステルダム育ちだから、何回か一緒にスタジオ入りしたことのある仲間だよ。きっかけは、Wulfから送られてきたヴォーカルとギター音のラフなデモ。それを聞いた僕は、すぐに気に入ったから、色々とそのデモをベースに改良してみたよ。そして、90%出来上がったところで、方向性や流れも気に入っていたけれど、何かエネルギーが足りないって思ったんだよね。特に、Club Editの方は、エネルギーという部分で何か欠けている気がしたの。
そこで、僕は、自分がセット中にどのような楽曲をかけているかを見返すことにしたの。そしたら、Lucas & Steveの曲をよく書けていることに気づいたの。僕は、前から彼らのことをサポートしていたから、コラボでも出来たらいいと思って、彼らにメッセージしたの。そしたら、コラボに大賛成してくれて、Lucas & Steveと楽曲制作を進めていくうちに、二つものバージョンを完成させることが出来て大満足だよ!
二人との出会いは?
Lucas & Steveとは、同じレーベル(Spinnin’ Records)だけでなく、同じマネジメント会社に所属しているから、ライティングキャンプのセッションとかSpinnin’ Records仲間とのスタジオセッションなどの機会を通して知り合いになったよ。あと、アムステルダムに住んでいるDJたちの大きなコミュニティがあるんだ。時間があれば、みんなで食べに行ったり、バーホッピングしたり、色々楽しんでいる大きなコミュニティーにも彼らは属しているから、そのコミュニティを通して会うこともあるよ!そのグループには、他に誰がいるんですか?
もう沢山だよ!数え切れないくらいいるけれど、何人か挙げるとしたら、Mike Mago、Mr Belt & Wezol、The Himとかかな。豪華なコミュニティですね!
Sam Feldtという名義で活動を開始させる前は、リミックスを中心にリリースし活躍されていましたね。今プロデュースも始めるようになり、Sam Feldtの特徴的な音を発掘したと思いますか?
もうSam Feldtという名義で活動を開始させてから3-4年立つけど、その間でも確実に自分の音楽は、成長を遂げていると感じるよ。でも自分の音楽が発展していても、最初にリリースした楽曲と最新曲のSummer On Youを比較すると、Sam Feldtらしい特有の音・フィーリングが共通してあると思う。常に100-128BPMの曲をリリースしてきているしね。
プロデューサー業を始めた間もない時と今を比べても何か自分らしい音をファンや僕の音楽を聞いてくれている人が感じ取れていれば、何かしらの形で一種の成功を手に入れたと言えると思う。
どのジャンルやどの音楽も色々な形で発展していくけれど、その中で消えず絶えず存在する特徴的なスタイルが残っていることも素敵なことだと思う。
最近は、コラボという形でオリジナル曲もリリースされていますが、ヴォーカリストもしくは、シンガーソングライターでコラボされてみたい方はいますか?
ありすぎて答えられないよ〜!実は、今パソコンに、「コラボしたい人」
リストがあるんだけど、そこに50人以上の名前
はあるね。これから、もっともっと新曲を出していくよ。
では、少なくてもあと50曲のリリースを期待できますか?(笑)
実は、もう2つのシングルは完成していて、
EPもリリース予定だよ。
シングルに関しては、一つについては、話してOKだから共有するね!
前から、Joshua Radinっていうシンガーソングライターの大ファンだったの。
彼は、美メロ楽曲を沢山リリースしてきている。そして、これは、昨日のことなんだけど、彼が僕の大ファンであることを知ったの。
自分がファンだった人が、僕にアプローチをかけてくれるまでに成長したことを本当に嬉しく思う。
僕の場合は、特にShow Me Loveっていう曲で認知されるようになり、かつては、僕のアイドル的存在
であったアーティストたちが僕と一緒に楽曲を作りたいと言ってくれることは、本当に大変な名誉だよ。
だって、かつて僕が見上げていたアーティストの人たち(もちろん今でも大尊敬している方々)が僕と楽曲制作をしたいって言ってくれているのは、もっとパーソナルで密なレベルで繋がることができるから最高だよ。
そのような活動の評価は、今年のCoachellaデビューパフォーマンスでも見られましたね!Coachella出演を聞いた時は、どのように思われましたか?
Coachellaの出演依頼をもらった時は、他のフェスのオファーと比べても、特に嬉しい出来事だったよ。だって、CoachellaってあまりDJをブッキングしないから。ほとんどライブアクトがブッキングのオファーを占め、DJは数少ない枠で出演権を競い合う。僕は、ラッキーにもその狭い枠のうちの一人に選ばれた。僕にとっては、キャリアの中で
一番満足の行く最高なショーの一つだったよ。
Weekend 1も良かったけれど、Weekend 2はそれ以上の経験だったよ。午後3-4時という時間帯でのセットだったんだけど、テントステージには2万人以上の参加者たちが駆けつけ、人生でも思い出に残る印象的なセットの一つだったね。
今では、シンガポール、台湾、ジャカルタ、バリ島など様々な都市を周遊するアジアツアーも始めましたね!アジア地域でプレイをして、アジアのクラウドには、どのような印象を持たれましたか?
そうだね。一番好きなところは、
偏見のない広い心を持っていることだね。
とにかく、みんなオープンマインドなんだよ。
だって、アジア地域では、ここ数年で特にEDMというジャンルが定着してきたから、ヨーロッパみたいに20年以上という期間も定着していない。だから、アジアの人々は、そういったエレクトロニックダンスミュージックを耳にする際は、とても新鮮な反応で、歌詞とかも一生懸命覚えてくれる。
その反対に、例えば僕が母国のアムステルダムでプレイすると、そこの観衆も音楽を気に入って楽しんでくれるけど、ある意味少し甘やかされているんだよね。
アジアの場合は、まだダンスミュージックや
そのカルチャーを未知の領域としているところもあるから、毎回みんなの反応が新鮮で、
どのショーもオープンな客層と一緒に
音楽を楽しめることをありがたく思うよ。
エレクトロニックダンスミュージックは、特にPLUR(Peace, Love, Unity, Respect)という意識を通した人々の繋がりのコミュニティーが強いですよね。そういったことを特に感じるエピソードはありますか?
そうだね。沢山あるよ。アーティストとして、そのEDMコミュニティの大きなファンベースの一部であると感じるというその気持ちそのものが繋がりを感じる時でもある。でもアーティスト特有の視点からみれば、
やっぱ一番強いコネクションは、
アーティストとのコミュニケーション
だと思うね。
多忙なツアースケジュールなどのクレイジーな生活を同じく体験しているからこそ共感できるところがあるし、特に世界中を回っているDJたちとは、母国以外で会うこともある。
特に仲の良いアーティストとなると、1週間に3回会うときもあれば、1年間会えない時もある。
同じ音楽を通してファンに届ける姿勢があるからこそ、どこかでは、繋がっている友達の輪
のような大きな一つのコミュニティーだなって毎回感じるよ。本当に最高だよ。
このようなDJの生活をしていると、地元の友達や家族に会えないことは、ざらにあるけれど、DJ仲間も家族のような存在だから、毎回励まし合っているよ。本当に最高なコミュニティーだと思っている。
素敵ですね。最後に、リリース予定のEPについて話せる範囲で教えてください!
もちろん!ここ数年で、「Show Me Love」みたいなラジオヒットステータスにはないけれど、良い質のある曲を何曲か作ってきたんだよ。いわゆるオルタナティブみたいな曲が14曲くらいあるから、そのうち6曲くらいをEPにして、FREE DOWNLOADみたいなカタチでファンに1曲ずつ届けられたらなって思っているよ。EPは、年内にはリリースする予定だから、
みんな楽しみにしていてね!
ありがとうございます!
ここでインタビューを読んだ方には朗報!
何とSam Feldt直筆サイン・メッセージ入りの色紙とiFLYER特製シールをファン2名にプレゼント!
応募方法も超簡単!
応募方法
(1)iFLYERの公式Twitter(@iflyertv)と公式Instagram(@iflyertv)をフォロー
(2)インタビュー記事をリツイート
応募締め切り
9月9日(金)正午まで
当選された方には、TwitterのDMでお知らせ致します!