DJだけでないライブセットも出来るオリジナリティある音楽を作り出した大注目アーティストのGryffin
リミックスから人気に火が付き、注目を浴びるようになったところやピアノやギターを始めとする楽器も演奏できるのは、キャリアパス的にKygoと重なる部分があり、KygoのCloud Nineツアーのオープニンアクトにも抜擢された。



そんな彼がGryffin名義として待望の初来日をULTRA JAPAN DAY 1で実現させた。
その他にも、ULTRA SINGAPOREやULTRA BALIにも足を運び、プチアジアツアーの最終地点であった日本でiFLYERも前から注目していた彼に直撃インタビュー。
AWAブースに遊びに来てくれた彼は、iFLYERアンバサダーの佐々木まゆのSnapchatにも登場してくれた!
 

日本へようこそ!初来日となりましたね!
サンフランシスコ・パロアルト育ちながらも現在はロサンゼルスに拠点を移しましたね。そもそもダンスミュージックにハマった経緯とは?


実は、ロサンゼルスのUSC(University Of South California)っていう大学に通っていた一般の生徒だったんだ。大学に入ってから、ダンスミュージックにハマるようになった。それまでは、ピアノとギターを幼少期の頃から習っていて、どちらかというとバンドや音楽ギグよりの音楽の趣向だったから、大学時代をきっかけにダンスミュージックにハマるようになった

ハマってからは、Abletonをダウンロードして、機材をいじりながら、音楽制作に没頭するようになった。そして、大学卒業後にニューヨークに移動したんだ。その時から、「Gryffin」という名義での音楽活動が始まるようになった。大学時代は、趣味で音楽を製作し、それをインターネット上に公開していたけれど、それが徐々に注目を浴びるようになってから、一気に進路が変わったね。だって、僕は、在学中に機械工学の勉強をしていたんだよ

そのような音楽製作とは無関係の専攻として学生生活を送る中で、転機を決めるきっかけはいつだったんですか?

大学4年の時だね。僕の場合、タイミング的に全て合致したんだ。
だって卒業が近づくにつれて、「Gryffin」名義での活動の注目が少しずつ向上していった。



大学生活の最後となる学期の時、僕は二つの選択肢に挟まれていんだ。
夏にインターンをしたエンジニア関連の会社に正社員として務めることもできる。でも自分が大好きな音楽の道に進めるチャンスもある。

選択を迫られた時は、エンジニアを捨ててまで、音楽の道に行くべきかという大きな恐怖もあったけれど、今それを乗り越えて僕は、ここにいる。その判断に満足しているし、今ではマネジメントの関係もあって、ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移してから数ヶ月経ったところだよ。予想外の展開だけれど、今順調だよ!

本当に衝撃ですよね!だって今では、アメリカにとどまらず、ULTRA BALI、ULTRA SINGAPOREも行かれましたもんね!

本当だよ。正直シンガポールとかバリとか音楽の影響がなかったから、行かれなかった場所だと思うから、今置かれている環境に感謝しているし、恵まれていると思うよ。自分が好きなことを仕事にできるのは本当に光栄だよ。
 


今ではULTRAという世界規模のフェス出演やSpotifyでの注目アーティスト抜擢などいろいろなことを短時間で成し遂げていますよね。今後のGryffinの方向性はどこにあると感じますか?

とりあえず、Gryffinというアーティストの作品の幅を広げていきたいね。方法としては、EPか更に先には、アルバムのリリースもあるかもしれないね。Gryffinという名義で楽曲をリリースしていた当初は、遊び感覚でリミックスを制作していたけれど、レコードレーベルなどを通して本格的な公式リミックスをできる機会をもらうようになった時こそ、フォロワーを獲得した時だと思っている。だから、自分のオリジナル曲を出しながらも、原点であるリミックスの製作に終止符を打ちたくないと思っている。でも、少なからず、前進したいという思いはあるよ。
 
 

実際に、年内もしくは来年初旬のリリースを目指して今EPを製作中だから、ぜひ楽しみにしていてほしい!

これだけ多忙なスケジュールの中、どのように音楽製作時間のバランスを保つの?

多くのアーティストがやっているツアー中の音楽製作というのは、本当に難しいことなんだよ。
だって、例えば僕の場合、ULTRA BALIに出演し、深夜のフライトで日本入りし、ULTRA JAPANのセット後には、今のようなプレス取材の対応をして、今夜にはロサンゼルス行きのフライトで帰る。だから、この土日は一切、音楽を製作する時間がなかったんだよ。



僕の場合、音楽製作の原点がギターの弾き語りから始まっているから、スタジオでじっくりと音楽を製作するスタイルの方が、ツアー中のパソコンでの製作よりやりやすいし、合っている。でも、今はそのバランス感覚も身につけようと心がけているよ。

スタジオ内もしくは、アイデアが後から来る。どっちの方法がよりインスピレーションを探すことができる?

どっちもだね。
例えば、8時間じっくりスタジオで働いている時にインスピレーションを受ける時もあれば、突如アイデアが浮かび、そのアイデアがツアーにより新しい都市や新しい経験をした時に、更に新鮮なアイデアとして戻ってくる時もある。

でも、確実に言えるのは、一番ベストなアイデアは、ツアー中に思いつくことが多いね。特に、ツアーでも、まだ行ったことのない国や都市に足を運ぶことで、スタジオに戻った時に、様々なアイデアを思いつくことが
あるよ。


では、今回東南アジアや日本を回ったことで新たなヴァイブズが生まれる可能性は?

大いにあるよ!日本にインスパイアされた楽曲が完成したら、真っ先に連絡入れるね!(笑)

少ながらずアーティストのようなクリエイティブな人間にとって、新たな場所や新たな刺激というものは、アイデアを促進する働きを持つと思う。

だから、ずっとスタジオ内にいても退屈なだけなことも有りうる。でも本当に時と場合によるから、どっちの時がよりよくインスピレーションを感じるかは言えないね。

でも、実際に今製作中の楽曲は、来週末のラスベガス公演までには完成させる予定でいるから、楽しみにしていてね!

日本にインスピレーションを受けた曲の出来上がり楽しみにしていますね!(笑)

実は、僕の母親は、日本人だからプライベートで5、6回来たことあるんだ。でも仕事で来日するのは、今回のULTRA JAPANが初めてだよ。

でも母親は、日本に住んでいるから、できるだけ年に一回でもプライベートでの来日はしたいと思っているよ。今は、なかなかスケジュール的に難しいけれどね。でも、今回の来日も、朝の9時入りの同日夜11時の出発で24時間以下の日本滞在だったけれど、コネクションを感じれて、やっぱり何か特別な場所なんだなって感じたよ。

今回の貴重なGryffinとのiFLYER単独インタビューでわかったことをいくつか紹介しよう!

◎その1:EPを制作中であり年内リリースを目標に励んでいる!
◎その2:機械工学を専攻していた大学時代の最後の学期で思い切って音楽の道に進むことを決意!
◎その3:実は、母親が日本人という国際色豊かなバックグラウンド!日本とは少しゆかりのあるアメリカのアーティスト!

今後の彼の活動にも目を離せない!彼はすでに、オリジナル曲を何曲かリリースしており、最新曲は、DJ Snake「Middle」のヴォーカリストとして知っている人が多いだろうBipolar Sunshineを起用!
 


2016年下半期は、アメリカの各地を回る全米ツアーを予定しており、今後のリリースにも期待ができそう!