今年に入ってからリーク情報などで噂になっており、先日ついにお披露目となったApple社のMac Book Pro新機能「Touch Bar」。ネットでは「本当に必要な機能か?」などという疑問が上がっていたが蓋を開けてみると、指紋認証、アプリの切り替え、 音楽の音量や再生位置の微調整などが簡単にできるため、かなり便利な機能に。


そんな「Touch Bar」を音楽制作にも応用する方向で動いている。

実際に、iOSのみで提供されている楽曲制作ソフト「Logic Pro X10」はこのツールバーを有効活用してさらにアナログに近く、使いやすいものになるのではないかと噂されている。

(エフェクターのノブをタッチパネルで回せるようになるかもしれない)

そして「Touch Bar」という、少し風変わりな機能をうまく活用するために、ソフトエンジニアたちはいろいろな試みを行っている。そんな中、エンジニアのGraham Parks氏は音楽制作を画期的に楽にしてくれるかもしれないソフトを生み出した。それがこちら。

ツールバーを使ったキーボードだ。DTMを普段行っている人たちにとって、自宅以外の場所で曲を作る際にキーボードなどの機材の持ち運びが面倒なことが悩みの種になっているかもしれない。その不便さを、このツールバーで一気に克服してくれるかもしれない。
 

「Touch Bar」のサイズがそこまで大きくないため、これだけで演奏を行うのはかなり難しそうだが、音階を確認したり、微修正をソフトで行う前提で録音を行う程度であれば便利かもしれない。
現時点でこのソフトはMIDIキーボードの機能を搭載していないが、Logic Proやその他の制作ソフトにも利用できるようになればかなり革新的なものになるだろう。

ソフトのインストールはこちらから。