2017年2月12日に米ロサンゼルスで開催された、第59回グラミー賞授賞式に参加したChance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)。音楽業界でも異彩を放つ彼だが、今回目を付けたのは自身の生まれ故郷である米イリノイ州シカゴの教育現場だ。
2017年3月3日、日本では雛祭りの頃、彼はイリノイ州の知事であるBruce Rauner(ブルース・ラウナー)氏と会議をしていた。そこでの話題は、公立学校の教育状況の改善だ。しかし、ラウナー氏からは明確な回答が得られず、がっかりしたと話す。Twitterでは、『このまま終わらせない、僕にはプランがあるんだ』と、そして月曜日の朝に報告があると発言。
 

2017年3月6日(月)(現地時間)には、Westcott Elementary School(ウェスコット・エレメンタリー・スクール)を訪れ、ラウナー氏との会議で明確な改善策がなかったことを話した。そして、その様子をインスタグラムのライブで生中継し『シカゴの最も価値のある資源はこどもたちだ』と、教育現場の現状改善と早急な支援が必要だと訴えた。
 
今は、コチラでその生中継が視聴可能。

Chance the Rapper本人曰く、今回の寄付が実現したのは来月より行われる『Coloring Book』ツアーのチケットを買ってくれたファンのおかげだとのこと。
今後もこのような活動を続けていくと話しており、その他ラッパーをはじめ、アーティストや政治家などにも影響を与えていくことだろう。
現在、Chance the Rapperのウェブサイトを検索すると、シカゴの子どもたちのサポートを呼びかける『SocialWorksChi.org website』が表示され、いかに真剣に取り組んでいるかが目に見てわかる。今後も彼の活動から目が離せない。