日本のみ3週間先行発売だったが、先週3月17日(金)全世界でリリースされると40カ国のiTunesクラシカル・アルバム・チャートで1位を記録した。アルバムからのミュージックビデオとしては1月に公開された「ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー」、2月公開の「ムーン・リヴァー」に続く3作目となる。この「ナウ・ウィ・アー・フリー」は、巨匠リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の映画『グラディエーター』(2000年)の主題歌で、オリジナルはオーストラリア出身のリサ・ジェラードが歌っている。ルカが大ファンと公言するハンス・ジマーが作曲した『グラディエーター』の音楽は、第58回ゴールデングローブ賞の作曲賞を受賞、第73回アカデミー賞でも作曲賞にノミネートされた。この新作ミュージックビデオは昨年10月から11月にかけて、2か所で撮影された。第1に撮影場所として選ばれたのはバルカン半島にあるモンテネグロのドゥルミトル国立公園だった。このロケ地は雄大な自然が訪れるものを圧倒する世界遺産だ。撮影時期の現地があまりに寒く、2人は撮影後かぜをひいて寝込んでしまったそうだ。その後、ステファンの故郷プーラにある古代ローマ時代の円型闘技場遺跡を舞台に映画のロケさながらの撮影が行われた。「映画音楽は歌詞がなくても世界観が伝わってくるため 感情に直接訴えかける力がとてつもない」とルカは語る。映画のシーンのような衣裳に身を包んだ2人が神妙かつ厳かに“グラディエーター”の世界でチェロを演奏する様子をとらえたのは、セルビアで活躍する映像クリエイター:アレクサンダー・ケレケス・ケキー(Aleksandar Kerekes Keky)。2CELLOSとはこれが初のコラボレーションとなる。


2CELLOSはこのアルバムの収録全曲ミュージック・ビデオを制作予定で すでに8作分の撮影が終了しているという。今後、新作をひっさげてのツアーで各地を飛び回りながら毎月1本のペースで公開していく予定とのこと。今週22日(水)、ビートルズも演奏したロンドンの老舗ホール=パラディアムでの発売記念ライヴが予定されている。5月には、日本で2年ぶりの単独公演が予定されており、5月10日大阪フェスティバルホールと5月23日東京国際フォーラム ホールAがソールドアウトとなったため東京と大阪で追加公演が発表された。来日は昨年7月のフジロックフェスティバル以来となるが、5度目の全国ツアーは札幌から広島まで7都市9公演で行われる。

 
<2CELLOS来日公演日程> 招聘:ウドー音楽事務所
5/10(水) 【大阪公演】フェスティバルホール
5/11(木) 【大阪追加公演】 フェスティバルホール
5/12(金) 【広島公演】広島国際会議場 フェニックスホール
5/15(月) 【名古屋公演】名古屋国際会議場 センチュリーホール
5/16(火) 【仙台公演】仙台サンプラザホール
5/18(木) 【函館公演】函館市民会館
5/19(金) 【札幌公演】ニトリ文化ホール
5/22(月) 【東京追加公演】東京ドームシティホール
5/23(火) 【東京】東京国際フォーラム ホールA

http://udo.jp/Artists/2Cellos/index.html