2017年の4月28日~30日と、5月5日~5月7日の2週に渡って開催される予定だった FYRE FESTIVAL(ファイア・フェスティバル)
「超豪華フェスティバル」というのが謳い文句だった同フェスティバルだが、開催日当日に中止となってしまったという、曰く付きのフェスティバルである。このフェスの問題の舞台裏を、これまで見ることのできなかった角度から光を当てた Netflix ドキュメンタリーのトレイラーが公開された。
 

なぜこのイベントが映画になるほど問題なったのかというと、PR に人気モデルの Bella Hadid(ベラ・ハディッド)や Emily Ratajkowski(エミリー・ラタコウスキ)などを起用、Kanye West(カニエ・ウエスト)のレーベル【G.O.O.D. Music】のアーティストをヘッドライナーにし、小型ジェットでしか辿り着くことができない島で行われるという超豪華な雰囲気を匂わせまくった挙げ句、開催日当日に中止となったためである。

チケット代は約16万5,000円~約132万円となかなかの高額で、素晴らしい宿泊施設と、マリンスポーツなども楽しめるという話だったところが、蓋を開けてみると待ち受けていたのは「豪華」とは真逆の光景……。

用意されていた寝床は、宿泊施設と呼ぶには程遠い簡易テント。ロッカーには鍵はなく、暗闇の中輸送コンテナから荷物を運び出し、食パン2枚チーズ2枚にサラダだけの食事と、事前の話とは程遠い散々な待遇で、当然のことながら主催者の Billy McFarland(ビリー・マクファーランド) Ja Rule(ジャ・ルール)は民事訴訟へと追い込まれていく。

FYRE FESTIVAL のティーザー

この前代未聞の事件を描いた『FYRE: The Greatest Party That Never Happened 』の本編は、Netflix にて1月18日から全世界に配信される。