4月11日に Avicii(アヴィーチー)の名義で「SOS」がリリースされた。生前に Avicii が完成間近まで制作していたアルバムの収録曲を、彼が残したメモやメールなどを頼りに Avicii のチームスタッフが引き継いで制作。「Wake Me Up」でもボーカルを務めた Aloe Blacc(アロエ・ブラック)が参加し、どこか物寂しい楽曲に仕上がっている。

Avicii - SOS (Fan Memories Video) ft. Aloe Blacc

「もしこの曲が、もっと早く制作されていたら...」という妄想を本気で具現化する猛者が現れた。動画で、Avicii が作っていたであろうサウンドを年度ごとに再現して紹介している。
 

2012年
Avicii を代表する名作「Levels」を発表したのが2011年。この「Levels」のシンセの雰囲気を彷彿とさせる、いわゆる「Avicii 初期」のサウンドとなっている。ちなみに2012年末にはNicky Romeroとの共作「I Could Be The One」をリリースしている。

2013年
「Wake Me Up」を「Hey Brother」などのように、カントリー調の曲が増え、これまでダンスミュージックを聞いていなかった層にまで人気を集めるようになったのが2013年。2013年から2014年までの2年間を、あえて名前を付けるとしたら「Avicii カントリー期」。

2014年
2013年からの「Avicii カントリー期」に磨きがかかるのが2014年。「The Days」「The Nights」の2つのヒット曲が表すように、シンセの音に厚みが増す。


2017年
「Avicii カントリー期」からサウンドに大きな変化が見られるようになるのはツアーを引退した2017年。「Without You」のように、EDM=128BPM という固定概念から少し外れて、早いテンポで、これまでより少ない音数で曲を構成していた。「Avicii 後期」として、様々な名作を世に残した。
 

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Written by So-on