泥沼化する【Woodstock 50】騒動、三度目の裁判でも敗訴したものの、未だフェス開催を主張

ウッドストック50周年を記念し、開催が企画されていたオフィシャルイベント Woodstock 50 は、主催者側が主催に必要な許可を取得していない、オリジナルの Woodstock 開催地にて開催されるオフィシャルではない類似イベントの存在、出演予定アーティストへの支払い遅延等の様々な問題により、WOODSTOCK 50 の主な投資家・電通グループの海外事業運営全般を統括する Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live によって開催キャンセルおよび、同イベントへの投資の中止が公表されていた。

しかし、Woodstock 50 側はそれを不服とし、フェスティバルを勝手にキャンセルしたりといった問題に対する損害賠償として、1850万ドルを支払うよう Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live を訴えていたが、ニューヨーク州の控訴審裁判官はフェスティバル主催側の控訴を退け、Woodstock 50 は三度目の裁判でも敗訴した。

これによって、Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live は最初に契約した残りの資金を Woodstock 50 に支払う必要はなくなった。


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裁判官は「Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live が Woodstock 50 をキャンセルする権利は持っていない」とした上で、しかしその一方で「フェス開催の許可を得るのがあまりにも遅くなったため、フェスを成功させるために必要な時期を逃した」として、主催者である Greg Peck と Michael Lang に対し Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live が 1850万ドルを支払う必要はないとした。

判決の直後、Woodstock 50 の担当者は、弁護士である Marc Kasowitz からの下記の声明を発表。

「Woodstock 50 はフェスティバルの計画を進めており、新しいパートナーと共にフェスティバルを別の会場で開催することを楽しみにしている。Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live を上告し、不正行為によって Woodstock 50 が Dentsu Aegis Subsidiary Amplifi Live から受けるであろう損害賠償を求める」

今月初め、Woodstock 50 の開催予定地とされていた Watkins Glen International は、主催者が 150,000ドルを支払わなかったため、Woodstock 50 のライセンス契約を解除、ニューヨーク保健省との集会許可の申請を取り下げた。イベントはまだチケットを発売していないが、主催者である Greg Peck と Michael Lang は敗訴を認めず、未だ Woodstock 50 は開催されると主張し続けている。

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