オランダ大手、ダンスミュージックレーベル “Spinnin’ Records” と日本人初の専属レーベル契約を発表した Pharien(ファリエン)が、Spinnin’ Records からの初リリース作品となる「Sam Feldt - Post Malone (feat. RANI) [Pharien Remix]」をリリース!
 
 


Spinnin’ Records からのオフィシャル・リミックスの単独リリースは、日本人として初めての快挙であり、さらなく飛躍が期待される DJ/プロデューサー・Pharien。リリースされたリミックスは、パンチの効いたベースラインと圧倒的な Future House サウンドをドロップで取り入れた、世界中のクラブでプレイされること間違いなしのサウンドに仕上がっている。

iFLYERは Pharien にインタビューを行い、音楽のルーツから Spinnin' Records と契約に至るまでのアドバイスを聞いた。
 
iFLYER:Spinnin’ Records からのリリースおめでとうございます!トラックメイカーの憧れである Spinnin’ というレーベルとサインすることになったきっかけを教えてください

Pharien:ありがとうございます。きっかけですが、コネとか本当になくて、オランダの友人が Spinnin' の Head A&R の本物のメールアドレスを教えてくれて、聴いてもらえるか分からないのに何度も送っていました。

ある日返事が来て "君は既にこちらのウォッチリストに入っているよ、是非この曲は契約しよう!" という形で決まりました。同じタイミングで専属契約を結ばないかという話になり、色々な人に相談して慎重に決めました。報われるか分からないチャンスをしっかり掴もうとしたのがきっかけだったと思います。

iFLYER:ご自身の音楽ルーツを教えてください

Pharien:母がピアノ奏者でクラシックオタクだったのと、東京藝術大学在学中の妹がハープ奏者で、僕もそれに触発されるようにピアノとギターをやってたのがルーツかなと思います。もともと音ゲーマーだった時からそう言う類の音楽とかも聴いてたので多分相当色々な音楽が今の僕の音楽に絡んでいるのだと思います。

iFLYER:トラックメイクの際に、こだわっていることはありますか?

Pharien:特にあまり浮かばないのですが、メロディは歌いやすく記憶に残りやすいように心掛けています。Easy to sing,Easy to follow を常に頭の中に掲げて作っています。あと、"Pharienだ!" って分かるような構成、作風にしようとは思っています。

iFLYER:曲作りは自宅で行なっていますか? どのような機材環境で行なっていますか?  

Pharien:ほぼ自宅ですが、偶に先輩のスタジオなどで制作するときもあります。機材は富士通のノート PC とヘッドホンのみです。JBL のデカいスピーカーがあるので、稀にそれをモニタリングや定位を確認するためだけに使っていますが、作曲自体は上記の2つのみで行っています。僕の癖で外で作業することが多いのでどうしてもこうなってしまうんです。

iFLYER:Spinnin’ のアーティストでコラボしてみたいアーティストはいますか?

Pharien:今1番は Zonderling(ゾンダリング)ですかね……かなり影響されているので。

 


iFLYER:「Post Malone(Pharien Remix)」について教えてください。
  
Pharien:僕のとても尊敬しているプロデューサー Joe Ogawa  さんののスタジオに遊びに行ったりしているのですが、ある日「海辺で曲を作る」という催しをした時に、この曲のブレイクダウンを海辺で作りました。原曲も割とそう言う方向なのでマッチして良かったなと思います。また S2O JAPAN のオーディションとリミックスの提出締め切りが被っていて、前日に急いで完成させた記憶があります
※Pharien は S2O JAPAN GLOBAL AUDITION の CREATOR 部門 1位を獲得し、S2O Japan 2018 に出演


iFLYER:今後のリリース予定があれば教えてください!

Pharien:Spinnin' Records からシングルが3曲リリース予定です今明かせる情報はこのくらいですかね。

iFLYER:最後に、Pharien さんのように海外のビッグレーベルからのリリースに憧れているトラックメイカーはたくさんいると思います。そんな人たちにアドバイスをください!

Pharien:Soundcloudのフォロワーが全然居ないのに、Spinnin' Recordsと契約する方法を教えて!」みたいなことを言われたのですが、大事なのは数ではなくどれだけチャンスを掴もうとしたかだと思います。

無名だけど "本気" でもっと有名になりたい以上は、溺れる者は藁をも掴む精神でチャンスに対して貪欲になり、掴めるチャンスはいくらでも掴んだ方がいいんじゃないかなと思います(僕がそうなので)。ですが、もちろん明らかに怪しいものは避けた方が良いと思います。

あと、周りが言うことはそこまで真摯に聞かなくてもいいかなと思います。自分がどうなるかなんてこの先誰も知らないし、そもそも合ってるかすら分からない信憑性のないものだったりするので、本気で上を目指したいならとりあえず最低限本気でやることを心掛けるといいんじゃないかなと思います。

どんな形であろうと Hard work always pays off、です。本日は見て頂きありがとうございました!
 
Pharien
Pharien(ファリエン)は20歳の日本人DJ/作曲家。 母の影響で幼少期よりクラシック音楽に親しみ、 その後もハープ奏者の妹の影響で8歳でピアノ、 13歳でギターを始める。 クラシックやジャズ、 ロックなどに触れた後、 16歳でダンスミュージックと出会い、 すぐに魅了され、 ダブステップなどのベースミュージックからプログレッシブ・ハウスなど幅広いジャンルに興味を示す。
17歳でFL Studioを用いた作曲を始め、 2年後にはオランダのHardwell主宰"Revealed Recordings”より"Nightfade"をリリース。 翌年には、 Armada Musicと契約し"Tell Me The Truth”をリリース。
世界トップレベルのDJ、 Martin Garrix、 Don Diablo、 Hardwellなどにサポートを受ける。
2019年夏には、 世界のダンスミュージックシーンを牽引するオランダ大手レーベル"Spinnin' Records” と日本人初の専属アーティスト契約を結び、 活躍が期待されるアーティストである。

Twitter:https://twitter.com/ItsRealPharien
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SoundCloud:https://soundcloud.com/iampharien



Interview:So-on