若きレジェンド DJ、A-TRAK(エートラック)が主宰する複合型 DJ バトル「Goldie Awards(ゴールディーアワーズ)」が今年も11月8日に開催された。

DJ バトルといえばスキルとパフォーマンスに特化した「DMC World Championship」やオーディエンスを沸かせるプレイを重視する「Red Bull 3Style」が代表格として人気だが、2017年から新たに生まれたのが「Goldie Awards」。

「Goldie Awards」は出場者の持ち時間がソロ DJ バトルで5分、対面バトルが2分と「DMC」に近いが、会場がアメリカであるために選曲センスやメッセージ性を強調しているような傾向にあるため、いまのところ「DMC」と「3Style」の要素を組み合わせたバトルという印象。

今年の審査員は Take A Daytrip、Uniqu3、Alison Wonderland、Kittens、Busy P、Armand Van Helden、DJ Crazeと、レジェンド揃い。
そして、今年の出場者の中でも異彩を放っていた12歳(当時)の DJ がいる。それがカナダの Brandan Duke The DJ(ブランダン・デューク・ザ・DJ)だ。


彼は昨年2018年の Goldie Awards で DJ バトル部門に出場し、決勝戦で日本代表の DJ YUTOと善戦。その際には惜しくも敗退したが、2019年の今年も Goldie Awards に出場。オーディエンスを沸かせるパフォーマンスに磨きをかけてきた。
 

リズムを外さない正確なスクラッチと当時12歳の少年とは思えないほどに余裕のあるパフォーマンスは他の出場者にとってかなり脅威となったはず。今回は惜しくも決勝まで勝ち上がることができなかったが、Brandan Duke The DJ は11月11日に13歳になったばかり。これから更なる成長を遂げるに違いない。

Written by So-on