アーティストたちの収入源として、現在はストリーミングで得る収入が大きな収入源の一つとなった。

Music Business Worldwide(以下 MBW) の最新レポートによると、大手レコード会社はストリーミングによって毎時間100万ドル(約1億90万円)以上を生み出しているという。

MBW が企業から報告された楽曲の数を分析したところによると、UNIVERSAL MUSIC(ユニバーサル・ミュージック)のアーティストとレーベルは2019年第4四半期に10億2000万ドルを(約1111億円)ストリーミングで稼ぎ、Sony Music(ソニー・ニュージック)の売上は6億6900万ドル(約729億円)Warner Music(ワーナー・ミュージック)5億8900万ドル(約642億円)を生み出した。

これは、メジャーレーベルの音楽部門が第4四半期に合計22億6000万ドル(約2464億円)をストリーミングから売り上げたことを意味しており、これは毎日2480万ドル(約27億円)毎時間103万ドル(約1億1200万円)に相当する。

RIAA(アメリカレコード協会)の会長兼 CEO である Mitch Glazier(ミッチ・グレイジャー)氏は

「今日のレポートは、クリエイターたちが未来への道を切り開く未来の展望を反映している」

と語り、さらに

「しかし、すべての音楽が評価され、クリエイターが公正に報酬を受けられる健全な音楽コミュニティを保証するため、私たちがどれだけ先に進まなければならないかも明らかにしている」

とも述べた。

音楽にはまだ未開拓の新たな収入源が十分にあると見られている。アーティストも作品を収益化するために、新しい方法を見つける必要があるだろう。現代の音楽シーンの収益化に関する側面が、常に作り手ファーストで考えられていけば良いのだが、果たして今後はどのように進んでいくのだろうか。