昨年11月にアメリカ、カナダ、オランダでサービスを開始し、初日だけでなんと登録者数が1000万人を突破した動画配信サービス「Disney+(ディズニー・プラス)」が、ついに日本でも年内にサービスを開始するとディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルの責任者であるケヴィン・A・メイヤーが明かした。

ケヴィン・A・メイヤーは「Disney+ が世界で何百万もの人々に共感を得ていて、私たちは大変光栄だ。西ヨーロッパから日本まで、そして南米で今年後半にも開始し、さらに多くの人々に受け入れられることを信じている。」とコメントしている。


しかし「ついに日本でも Disney+ が使えるようになる!」と喜んでも、現在日本で展開されている「Disney DELUXE(ディズニー・デラックス)」との違いがよくわからない……という方も多いはず。そこで、本記事ではその二つのサービスを、現在のアメリカ等での Disney+ のサービスの提供状況に照らし合わせ、比較してご紹介する。
 

1. 配信元が違う


Disney+ がディズニー本社直営のサービスなのに対し、Disney DELUXE はドコモに委託されているサービスとなっており、これによりサービスに違いが生まれている。
そのため、Disney DELUXE を利用するには「dアカウント」「ディズニーアカウント」の二つが必要になる。


 

2. 4K 対応か否か

Disney DELUXE がフルHD(1080p)なのに対し、Disney+ は4K HDR に対応。さらに、スターウォーズの初代三部作やオリジナル作品が、4K HDR で配信されているのも魅力的だ。


3. 配信作品数、オリジナル作品の配信数

この二つのサービスの1番の違いと言えるのが、配信作品数やオリジナル作品の有無だろう。Disney+ では既に「ハイスクール・ミュージカル」「わんわん物語」のオリジナル作品が公開されており、今後も「モンスターズ・インク」「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」などが配信予定となっている。

なお、スターウォーズのスピンオフシリーズ「マンダロリアン」は Disney DELUXE でも配信されている。


また、アベンジャーズの MCU シリーズファンにとっては見逃せないドラマシリーズが今後続々と配信予定となっているため、加入しない手はないだろう。
 

・MCU シリーズの配信予定作品
『The Falcon and The Winter Soldier(原題)』
『WandaVision(原題)』
『Loki(原題)』
『What If…?(原題)』
『Hawkeye(原題)』
『Ms.MARVEL(原題)』
『MOON KNIGHT(原題)』
『SHE HULK(原題)』


この他にも、Disney+ には、作品ダウンロード後、オフラインで30日間視聴可能など小さな違いがいくつかあるが、総じて Disney+ の方が格段に良いサービスとなっている。

月額利用料金は、アメリカだと1ヶ月/6.99ドル(約758円/2020年4月10日現在)。現在、日本国内の Disney DELUXE 月額利用料金が700円(税抜)となっているので、アメリカ国内の月額利用料金と日本での料金にそこまで差がないのであれば、Disney DELUXE と比較してもお手頃価格だと言えるだろう。
なお、アメリカでは更にお得な年間利用料金もあり、こちらは一年間で69,99ドル(約7,586円/2020年4月10日現在)と、更にお得だ。

今回ご紹介したサービス内容は、現在のアメリカなどでのサービスの提供状況なので、日本に上陸した際に少し違いが出る可能性もあるが、大筋は変わらないだろう。
現在、世界で5000万人以上の登録者数を抱える「Disney+」についてご紹介したが、いかがだっただろうか。サービス開始時期含め、続報に期待したい。

※追記(2020年5月28日)
「Disney+」6月11日より日本でのサービス開始を発表、『トイ・ストーリー4』や『ライオン・キング』などが定額制動画配信サービスに初登場するとのことだ。



Written By TAKERU SHIGYO