フランスで6月に行われる予定だったメタルフェス Hellfest Open Air保険会社の Albingia の保険プランの中の、パンデミックに特化した保険に加入し、17万5000ユーロ(約2080万円)を支払っていたにもかかわらず、保険料の支払いがされないと激怒している。

Hellfest はフランス最大のメタルフェスで、今年は Deftones(デフトーンズ)、Faith No More(フェイス・ノー・モア)、System of a Down(システム・オブ・ア・ダウン)がヘッドライナーを務める予定だった。
 

フェスのプロモーターである Hellfest Productions は、新型コロナウィルス・COVID-19 による感染拡大のため、フランス当局から2020年のイベント開催中止を命じられたが、Hellfest は Albingia のパンデミックに特化した保険に加入していたため、このフェスは保証対象となっており、保険金が下りると考えていた。

しかし Albingia は「新型コロナウイルスのパンデミックの "タイプ" は、このフェスティバルの保険契約ではカバーされない」と支払いを拒否しているという。


Hellfest は、この件は数年に及ぶ訴訟になる可能性が高いと考えているようだが、きちんと保険金がフェスに支払われることを祈るばかりだ。