ショートムービープラットフォーム Tik Tok ユニバーサルミュージック、ソニーミュージック、ワーナーミュージックのレコード会社大手3レーベルとの短期ライセンス契約を締結した。

中国の Bytedance 社のプラットフォーム Tik Tok は、2016年に中国で Douyin という名前で作られ、中国国外では2017年にリリース。2018年には Mujsical.ly との合併後、米国市場に進出した。

このプラットフォームはすでに10億人以上のユーザーを抱えているが、多くのユーザーが UP している口パク動画や踊ってみた動画関連で、多くの著作権侵害の訴訟に追われ、これまで高い代償を払ってきたとのことだ。
 

しかし、いくつかの訴訟にひと段落がつき、著作権の侵害に当たらないように短期的なライセンス契約を確保する戦略に切り替えた模様。今後は、Tik Tok が取得したライセンス契約により Tik Tok で使用できる音楽ライブラリが拡大され、3大レーベルと契約した楽曲を使用できるようになる。
この動きには、Spotify や Apple Music などの主要音楽ストリーミングプロットフォームは大きな脅威を感じていることだろう。

Bytedance は現在インドのみで利用可能な音楽ストリーミングサービス Resso を発表している。こちらはブラジルやインドネシア等の国の市場に参入し、その結果が出たところでアメリカなどへの参入も視野に入れているとのことだ。