新型コロナウイルスにより様々な打撃を受けている中で、日本〜世界各国で活躍するアーティストたちに、彼らの住む国の近況と、仕事、音楽シーン、そして彼ら自身の生活に対する今現在の想いをインタビューしていくシリーズ「【新型コロナ VS. 世界のダンスミュージックシーン】アーティストたちが伝える各国の現状、シーンと彼らのこれから」。
今回は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点とするベース系大人気レーベル「DISCIPLE Recordings」の共同設立者でもあり、JVST SAY YES の別名義でも活動する Dodge & Fuski（ドッジアンドフスキ）の Rob が登場し、彼の住むアメリカ・ミネソタ州の現在の状況を届けてくれた。
ヘヴィなワブルベースサウンドが特徴的なダブステップ DJ/プロデューサーの Dodge & Fuski だが、彼らが作り出すアグレッシヴな曲調や、いつもひょうきんな SNS への投稿写真からは想像もつかないシリアスな近況インタビューとなったことからも、アメリカ、そして世界の新型コロナウイルスの被害の深刻さを計り知ることができる。
iFLYER：現地の状況はいかがですか？
Rob：僕は、アメリカのミネソタ州・ミネアポリスに住んでいる。僕の彼女は医者なんだ。だから実際に何が起きているのかを彼女から聞いるが……状況は非常に悪いね。彼女は日常的にシフトが回ってくると、多くの家族に電話をして、その家族の一員が亡くなったことを伝えなくてはならない。これは本当に、今直面している現実なんだ。
みんな、家の外から何かを持ち込むときには、必ず全てを消毒してほしい。僕は生の鶏を触った際ならどうするかを考えつつ、全てを触って処理している。（※生の鶏には雑菌が多いため）
iFLYER：#STAYHOME の期間中は何をしていますか？
Rob：時間を上手く使うように心がけているよ。家事をしたり、新しいスタジオを建てたり、オンラインで授業を受けたりしている。趣味を極める時間に使ったり、オンライン授業を受講したり自分のスキルを高める時間に使うことをお勧めするよ。毎日、その日の終わりに、自分が何か生産的なことをしたと思えるからね。
iFLYER：音楽業界、今後はどうなっていくと思いますか？
Rob：本当に全くわからない。と言うか、誰も分からないことだと思う。だって、Livenation の株がビットコインみたいに上がったり下がったりしているくらいだからね。
たぶん来年、再来年には全てが100％元に戻るとは思う。だけどきちんと受け入れなければならない……大勢の人たちが集まるようなエンターテインメント業界、スポーツイベントや音楽イベント、そういったものが再開するのは、他の全てが戻った1番最後になるよね。だから僕たちはあまりラッキーではないかもしれないね。
それから、個人プロモーター業をしている人は今非常に大変なんじゃないかと思うよ。だって音楽業界が最初からずっと頼ってきた人たちだからね。彼らのキャッシュフローも、今は非常に大変なことになっているだろうから、彼らがプロモーター業以外の別の仕事をすることになるのは時間の問題だと思う。
だから、全てが元通りになった音楽業界は、今とは全く違った形になっているんじゃなかな。それがどんな形だったとしてもね。
なかなか日本からは知り得ない、アメリカの医療現場のリアルな声を共有してくれた Dodge & Fuski の Rob。彼が言うように、消毒を心掛け、これ以上病院に負担を掛けずに済むように、家に籠って自分と自分の大切な人を守るためにできる限りのことを尽くし、一刻も早い新型コロナウイルスの収束と、再び Dodge & Fuski のハードなダブステップで踊れる日を心待ちにしよう！
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今回は、アメリカ・ロサンゼルスを拠点とするベース系大人気レーベル「DISCIPLE Recordings」の共同設立者でもあり、JVST SAY YES の別名義でも活動する Dodge & Fuski（ドッジアンドフスキ）の Rob が登場し、彼の住むアメリカ・ミネソタ州の現在の状況を届けてくれた。
ヘヴィなワブルベースサウンドが特徴的なダブステップ DJ/プロデューサーの Dodge & Fuski だが、彼らが作り出すアグレッシヴな曲調や、いつもひょうきんな SNS への投稿写真からは想像もつかないシリアスな近況インタビューとなったことからも、アメリカ、そして世界の新型コロナウイルスの被害の深刻さを計り知ることができる。
（日本語訳）
ヘイ、日本のみんな調子はどう？ Dodge & Fuski の Rob だよ。
みんな外出自粛を抜け出してどこかへ行きたいって気持ちは凄く分かる、だけど今は家の中にいて何かすることを見つけてみてくれ。難しいことも分かってる。
僕は今、自分でできることをしているよ。YouTube のチュートリアルとか、新しいスタジオを作ったりね。
そう、ここは僕のガレージなんだけど、壁や天井を塗り替えたんだ。ここにスタジオを建てる予定だ。まあ、見て分かるとおり、本物の "スタジオ" ではないけど、何か制作するために使ったり、オンラインで新しいスキルを身につけるために使ったりね、
だけど、何をするにしても、外出自粛を破ったりしないでほしい。そうするとまたみんな感染して、また自粛して、最初に戻って……という、最悪なサイクルに陥ってしまうからね。
みんな、安全でいて欲しい。見てくれてありがとう！
iFLYER：現地の状況はいかがですか？
Rob：僕は、アメリカのミネソタ州・ミネアポリスに住んでいる。僕の彼女は医者なんだ。だから実際に何が起きているのかを彼女から聞いるが……状況は非常に悪いね。彼女は日常的にシフトが回ってくると、多くの家族に電話をして、その家族の一員が亡くなったことを伝えなくてはならない。これは本当に、今直面している現実なんだ。
みんな、家の外から何かを持ち込むときには、必ず全てを消毒してほしい。僕は生の鶏を触った際ならどうするかを考えつつ、全てを触って処理している。（※生の鶏には雑菌が多いため）
iFLYER：#STAYHOME の期間中は何をしていますか？
Rob：時間を上手く使うように心がけているよ。家事をしたり、新しいスタジオを建てたり、オンラインで授業を受けたりしている。趣味を極める時間に使ったり、オンライン授業を受講したり自分のスキルを高める時間に使うことをお勧めするよ。毎日、その日の終わりに、自分が何か生産的なことをしたと思えるからね。
iFLYER：音楽業界、今後はどうなっていくと思いますか？
Rob：本当に全くわからない。と言うか、誰も分からないことだと思う。だって、Livenation の株がビットコインみたいに上がったり下がったりしているくらいだからね。
たぶん来年、再来年には全てが100％元に戻るとは思う。だけどきちんと受け入れなければならない……大勢の人たちが集まるようなエンターテインメント業界、スポーツイベントや音楽イベント、そういったものが再開するのは、他の全てが戻った1番最後になるよね。だから僕たちはあまりラッキーではないかもしれないね。
それから、個人プロモーター業をしている人は今非常に大変なんじゃないかと思うよ。だって音楽業界が最初からずっと頼ってきた人たちだからね。彼らのキャッシュフローも、今は非常に大変なことになっているだろうから、彼らがプロモーター業以外の別の仕事をすることになるのは時間の問題だと思う。
だから、全てが元通りになった音楽業界は、今とは全く違った形になっているんじゃなかな。それがどんな形だったとしてもね。
なかなか日本からは知り得ない、アメリカの医療現場のリアルな声を共有してくれた Dodge & Fuski の Rob。彼が言うように、消毒を心掛け、これ以上病院に負担を掛けずに済むように、家に籠って自分と自分の大切な人を守るためにできる限りのことを尽くし、一刻も早い新型コロナウイルスの収束と、再び Dodge & Fuski のハードなダブステップで踊れる日を心待ちにしよう！
Dodge & Fuski
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