イギリスの情報サイト Mirror によると、先週水曜日、イギリスは新型コロナウイルスによる数か月のロックダウン規制が緩和され、やっとマクドナルドのドライブスルーが再オープンした。これにより、イギリス人たちはやっとファストフードを再び食べられることとなり、再オープン日にはマクドナルドに車が押し寄せ長蛇の列となった。


この長蛇の列に、マクドナルドを買いに来たドライバーたちもさすがに並ぶことに飽き始め、空気が重くなってしまていたのだろう。イギリス・ウェールズのマクドナルドで働くフロアマネージャーの Gavyn Brewster さんは、これに対して交通整理と共にダンスを披露し、待機中のドライバーたちを楽しませたという。
 

列に並んでいたお客さんたちは、Gavyn Brewster さんのキレッキレなダンスを目にすると即座に動画を撮り始め、その動画がソーシャルメディアに瞬く間に拡散されていった。

彼は Lady Gaga(レディー・ガガ)Beyonce(ビヨンセ)Shakira(シャキーラ)などの音楽に合わせ素晴らしいダンスを披露。それもそのはず、実は Gavyn Brewster さんはなんとプロのドラァグクイーンの肩書も持ち合わせている人物だったのだ!
 
 
Gavyn Brewsterさんは、後にこの出来事にこうコメントしている。

マクドナルドは、水曜日の11amにオープンだったんだけど、9:30amの時点で既に列が出来ていた。大通りに車が出ない様に駐車場の整備をしていたんだ。それで、車に乗っているお客さん達に注文の準備は出来ている?とかを話しをしていたら、誰かが音楽をかけ始めたんだ。大音量だったから、僕は踊ろうと思って...そしたらみんな僕にカメラを向けて動画を撮りだしたんだ。

それで、後にFacebookを見たら物凄く沢山のメッセージが届いていた。その時点で46,000人もの人が見ていたんだ。沢山の人が「笑顔にしてくれてありがとう」って言ってくれたんだ。例えマクドナルドで働いていても、ドラァグクイーンの時でも人を笑顔にさせる。それが僕の仕事だよ。

午後になると「君が Facebook に動画が UP されているダンサーだよね?」と Gavyn Brewster さんに声を掛けるお客さんたちは増え続け、彼はお客さんからのダンスのリクエストにも答えたという。

また、お客さんと話していた Gavyn Brewster さんが、そのお客さんに「もしもあなたが私の大好きな曲をかけてくれたら今日一日ハッピーになれる!」と伝えたところ、そのお客さんが彼のお気に入りの曲を持っていたため大音量でプレイ! そのお客さんはこの出来事の後こうコメントしている。
「(その曲をかけたら)彼は特大のスマイルをお客さんに捧げていたよ!」まさに、スマイル0円!!

ちなみに下の画像がドラァグクイーンの際の Gavyn Brewster さん。ドラァグクイーン名は「Diana D」だそうだ。