2020年の Tomorrowland に出演予定だったトランス界のレジェンド Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)は、この時期、通常であれば急ピッチでステージを建築中だったはずの Tomorrowland のアイコニックベニュー、Boom(ブーム)へ訪れ、自身の気持ちを語った。なお、この場所は普段は広大な公園である。
Armin van Buuren は、2005年に開催された第1回目からほぼ毎年、Tomorrowland に出演しており、出演していない数年を除いて、ほぼ毎年7月には Tomorrowland 出演のためベルギーを訪れている。
Armin van Buuren は動画内で下記のように語っている。
Tomorrowland のレジデントでもある Dimitri Vegas & Like Mike(ディミトリ・ベガス & ライク・マイク)、Steve Aoki(スティーブ・アオキ)、Yves V(イブ・ヴィー) など他のビッグアーティストたちも、もおそらく同様の気持ちでいるのではないだろうか……。ここは僕たちがいる場所だった。ここがメインステージの聖地だ。ここは……ここへは年に一度来る……だけど……今年は来れない。
そう、エナジーを感じるんだ。たぶんね、ここは聖地なんだ。たくさんの思い出がここで作られた。
「僕の妻が、たった今息子を出産した」※2013年の Tomorrowland の映像。
わかる? 感じる? ここは聖地なんだ。この草をちょっと取って……もしかしたら、僕に幸運を持ってきてくれるかもしれない。そう思わない?
この草は、ここにいるってことが凄くラッキーだってことさえも分かっていないよね。
Tomorrowland。今年はここには来れない。理由はみんな知っているよね。すごく悲しいよ……ここでみんなで一緒に祝えないからね。それが全ての望みだ。みんなでここを訪れたい、ここで最高な夏の一番楽しい瞬間を祝いたい。
だけど、もし一つの扉が閉まったのなら、もう一方の扉が開く。デジタルフェスティバルでみんな会おう!
Armin van Buuren が語った、たくさんの想い出の1つであろうセットが、以下のものだ。2013年、妻が出産し、Armin van Buuren は産院から直行で会場に駆けつけ、メインステージでプレイした際のセットである。
Tomorrowland ファンであれば、この何もない Boom を見るとなんともノスタルジックな気持ちになることだろう。
今年はデジタルフェス、「Tomorrowland Around The World 」を自宅で楽しみ、2021年に開催される Tomorrowland を含む様々なフェスを世界のフェスファンたちと一緒に安全に共有できる日を待とう。