筆者・TAKERU SHIGYO がオススメしたい楽曲を自由気ままにご紹介していく「シギョーレコメン」!!
第六弾は「素晴らしい映画には素晴らしい音楽がある!」をテーマに、存在感抜群のサウンドトラックをご紹介する。
 

クール・ランニング - I Can See Clearly Now

オリンピック出場の夢に破れたジャマイカの陸上選手が、あきらめずに冬季五輪のボブスレーに挑戦する姿を実話をもとに描いた。集まったのはボブスレー経験のない陸上選手とその幼なじみ。4人はカルガリー五輪を目標に練習に励む。

「Look all around, there's nothing but blue skies(見渡してごらん、そこには青い空しかないんだ!)」 という歌詞が印象的で、いつ聴いても元気が出るレゲエ。
夢を追うことの素晴らしさ、困難なことにもチャレンジすることの大切さを教えてくれる名作を、サウンドトラックと共にチェックしてほしい。
 

カーズ - Real Gone

「トイ・ストーリー2」以来、7年ぶりにジョン・ラセター自ら監督に挑戦したディズニー/ピクサーの最新作。レストランがガソリンスタンド、靴屋がタイヤ販売店という「クルマの世界」を舞台に、傲慢な新人レースカー、ライトニング・マックイーンの成長を描く。声の出演は、オーウェン・ウィルソン、ボニー・ハント、そしてハリウッド一のカーレース狂として知られる名優ポール・ニューマン。

オープニングで使用されている "Real Gone" は、マックイーンの最初のレースと相まって、見ている我々を一気に映画に引きこんでくれる。
 

最強のふたり - Boogie Wonderland

パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった富豪の男と、介護役として男に雇われた刑務所を出たばかりの黒人青年の交流を、笑いと涙を交えて描く実話がもとのドラマ。まったく共通点のない2人は衝突しあいながらも、やがて互いを受け入れ、友情を育んでいく。

映画中盤、フィリップの誕生会の後にドリスがこの曲を流して踊る。最初は控えめだった誕生会の参加者も、ドリスに促されて踊り出す。
このシーンのフィリップの笑顔が本当に可愛い……数ある映画の中でも指折りの名シーンだ。
 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー - Hooked on a Feeling

全員が犯罪歴を持つお尋ね者たちがチームを組み、銀河滅亡の危機を阻止する戦いに巻き込まれていく姿を描いたマーベルコミックの映画化作。自らを「スター・ロード」と名乗り、いい加減な性格でプレイボーイなトレジャーハンターのピーター・クイルは、ある日、惑星モラグの廃墟で謎の球体「オーブ」を見つけ、盗み出すことに成功する。しかし、そのオーブは銀河を滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンで、暗躍する「闇の存在」が探し求めていたものだった。オーブを狙う者たちに追われ、凶悪犯だけが収容されるという銀河一危険な収容所に入れられてしまったピーターは、そこで一緒になったロケット、グルート、ガモーラ、ドラックスと協力して脱獄。たまたま利害関係が一致しただけで信頼関係もない5人は、内輪もめを繰り返しながら逃亡を続けるが、そんな彼らに「闇の存在」の魔の手が迫る。

あらすじにもある、銀河一危険な収容所に投獄されるシーンで、スター・ロードのお気に入りのカセットテープから流れる "Hooked on a Feeling"。「ウガチャカ」のリズムは誰でも一度は聞いたことがあるだろう。
 

スパイダーマン:スパイダーバース - Sunflower

時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いた長編アニメーション映画。ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が監督を務め、「LEGO(R) ムービー」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作を担当。第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞。

映画序盤に主人公のマイルスがこの曲を口ずさみながら絵を描くシーンで、この映画のアニメーションやサウンドトラックの素晴らしさに気付くだろう。
スパイダーマン:スパイダーバースのアニメーションが使用された PV も、非常に完成度の高い仕上がりになっている。


今回は名作映画の名サウンドトラックをご紹介したが、筆者はこの記事を書いているうちにもう一度これらの映画を見直したくなってしまった……。
ぜひみなさんも、これらの映画をチェックしてみてほしい。

※あらすじは全て「映画.com」から抜粋

Written By TAKERU SHIGYO