アベンジャーズ・シリーズの中でも、一人のヒーローに焦点を当てた映画の中でトップの興行収入を記録し、世界歴代興行収入でも12位に輝く超大ヒット映画「ブラックパンサー」の主人公・ティ・チャラ役を演じた俳優、チャドウィック・ボーズマンが現地時間の2020年8月28日、結腸がんでこの世を去った。


日本時間の29日の土曜日の朝に各 SNS で訃報が伝えられ、世界中が悲しみに包まれた。

中でもツイッターにアップされた投稿は、バラク・オバマ元大統領が記録した史上最多の"いいね" 数を大幅に塗り替えた。8月31日16時時点で、734万以上となっており、リツイートも314万件と驚異的な数字を記録している。
 

それほど世界が衝撃を受けた突然の訃報に、映画界からだけではなく、様々なスポーツ選手が次々と追悼の意を込めて、胸の前で腕を交差させるブラックパンサーのポーズを取って追悼の意を表明している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

FOREVER

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オバマ元大統領も、2013年にホワイトハウスで撮影された写真を添えて「若く、才能に恵まれた黒人で、理想のヒーロー像を子供たちに伝えるために全力を尽くしていた。自分自身も痛みの中にあったにも関わらず、なんという生き方をしていたのだろう」と、偉大なヒーローにメッセージを送った。
 
史上初の黒人大リーガー、ジャッキー・ロビンソンを演じた「42〜世界を変えた男〜」は、黒人差別をテーマにした映画で、チャドウィックの出世作でもあるため、未視聴の方は是非チェックしてみてほしい。
 

どういう運命の巡り合わせか、彼の命日である8月28日は、 MBL がジャッキー・ロビンソンデーとして彼を讃える日でもあった。(例年4月に行われていたが、今年は新型コロナの影響でこの日となった)

自らも闘病しながら、小児がんと闘う子供たちを応援したり、病気のことを隠して亡くなる直前まで過酷な撮影に臨んでいた彼は、スクリーンの中だけでなく、間違いなく現実世界でも世界中のヒーローだった。

彼が残した功績に拍手を送り、安らかな眠りを祈りたい。
ワカンダ・フォーエバー!!
 

Written By TAKERU SHIGYO