日本では約2000万人以上が使用していると言われる Facebook は、世界各国で使用されているグローバル SNS の1つである。最近では Instagram や TikTok の人気の方が高まっているものの、相変わらずユーザー数は膨大だ。
そんな Facebook が、マッチング機能「Facebook Dating(フェイスブック・デーティング)」をヨーロッパで正式にローンチすると発表した。


元々 Facebook Dating 機能は、2019年にアメリカを含むいくつかの国で公開されていた。Facebook によると、20ヶ国で利用可能となっており、約15億組以上がマッチしたという。このサービスは Facebook のアプリを使用しているが、自身の Facebook アカウントとは別のアカウントを作成することも可能であるとのことだ。

Facebook Daiting のメイン機能となるのが、「Secret Crash(シークレット・クラッシュ)」と呼ばれるもので、ユーザーは、自身の Facebook の友達の中から、"あなたにひそかに想いを寄せている人"、いわゆる隠れファン(ちょっと怖い気もするが...)を見つけることができる。隠れファンを見つけた際に、もう片方が相手を「Secret Crash List(シークレット・クラッシュ・リスト)」に追加した場合、マッチしたとみなし、お互いの名前が表示される。更にユーザーは Instagram の中からも Secret Crash を選ぶことができる。

また、「Starting the Call(※日本語:電話をかける)」機能もあり、相手に "Starting the Call" の招待を送付できる。相手がその招待状を承認すると、ビデオ通話が可能となる。ビデオ通話を承認した時点で、お互いの「名前(苗字の表示は無し)」と自身が設定している「プロフィール写真」を見ることができる。

Facebook は Facebook Dating のローンチに伴い「この機能は現実的で長期的な交際相手を見つけることができる。ただ一夜限りの相手を見つけるものではない」とコメントしている。

また、Facebook は、現在繋がっている友達にマッチング候補として現れたり、Facebook Dating 機能を使用しているという通知が表示されないようになっているとのことなので、安心して使えそうだ。残念ながら、現在日本での使用はできないが、オーストラリアを含むベルギー、オランダ、スウェーデンなどのヨーロッパ諸国32ヶ国でローンチされるとのことだ。

また、デートアプリ「Tinder」「Hinge」「okcupid」などを運営する Match Group は、今年9月、会員数が昨年の同時期に比べ、約11%増の1010万人に達していると公表している。このデータは、新型コロナウイルス渦中である現在においてもマッチングアプリ業界は好調であることを伺わせる。

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※10月27日現在、日本では使用不可

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