現在、東京で最も注目されている次世代 Bass Music クルー "ARANCK(アランク)" のメンバーの一員でもある DJ / Producer NUU$HI(ヌーシ)が、JVST SAY YES の別名義でも活動する Dodge & Fuski(ドッジアンドフスキ)が共同設立者を努める DISCIPLE Recordings と日本人初となる契約を交わし "SAKURA VIP - NUU$HI" を11月11月にリリースした。DISCIPLE Recordings は、アメリカを中心に非常に人気の高い Bass Music レーベルの1つである

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このトラックは、11月20日(金)にリリースされるメロディック・コンピレーション『Disciple Afterlife Vol. 1』に収録されている一曲で、DISCIPLE からリリースするだけでも快挙であるところ、なんとコンピレーション・アルバムにも収録されるとのことだ。
そんな NUU$HI は、世界から注目されているアップカミングアーティストの1人であることは間違いないだろう。

>>Disciple Afterlife Vol. 1 視聴はこちらから!!


iFLYER では、日本を中心として世界で活躍する NUU$HI のリリース記念として、エクスクルーシブインタビューを決行!DISCIPLE からリリースした経緯や、幼い頃に衝撃を受けた曲など、いかにして今の NUU$HI が生まれたのかを語ってもらった。ぜひ "SAKURA VIP - NUU$HI" を聴きながら読んで貰いたいインタビューだ。

 

iFLYER:簡単な自己紹介をお願いします。

NUU$HI:現在23歳 千葉在住、Producer 兼 DJの NUU$HI です。
 
iFLYER:UKF にフィーチャーされたり、日本人として初めて Disciple と契約し "SAKURA VIP" をリリースされたりと、世界的に注目され始めていますが、リリースに至った経緯やエピソードなどあれば教えて下さい。

NUU$HI:まず UKF の方は "Sakura VIP" の clip が Twitter でバズった時に、UKF からリプライを初めて頂きまして、その後1週間後ぐらいに個人でリリースした "TISOKI - ADRENALINE (NUU$HI REMIX)" をリリース日の深夜に UKF に掲載したいと A&R から連絡がありました。

▼ Tisoki - Adrenaline (NUU$HI Remix)​

NUU$HI:この "Sakura VIP" という名前はそもそも後付けで、最初は Skrillex っぽい感じで日本風の曲をやったら面白いんじゃないかって僕が所属している Aranck Collective のリーダーの Lit Mercy 君と話をしながら音楽を作っていたのが始まりでした。なので、命名したのは確か Lit Mercy 君だったと思います(笑)。
 
iFLYER:音楽制作をする上で、一番大切にしていることはなんですか?​

NUU$HI:間違いなく、キャッチーさとグルーヴ感だと思います。全てのいい曲が同じとは言わないですが、やっぱり頭に残る曲ってフレーズがキャッチーなものが多いですし、僕自身そういう音楽が好みなのもあって、メロディーのキャッチーさには人一倍気をつけている気がします。

あとグルーヴ感に関しては、ダンスミュージックに限らずノリや流れってどんな音楽でも大切だと思ってて、それが死んでいると自分も聴く気になれないので、いかにグルーヴ感を出すかは物凄く大切にしていますね。


iFLYER:音楽に興味を持ち始めた頃、そして現在と、目標にしている・よく聴いているアーティストや憧れのアーティストはいますか? 

NUU$HI:僕は父がレゲエミュージシャンで祖母がピアノ教師っていう家で育ってきたので、物心ついた頃から音楽に触れ合う機会があったのですが、小学一年生の頃に聞いた "Linkin Park - Somewhere I Belong" が衝撃的すぎて、ずっとそこから Linkin Park のファンで彼らの音楽性が僕に対して大きな影響を与えてくれてると思います。メロディが綺麗で旋律に悲壮感なんかを感じるけど、強烈なギターやベースの音が入ってくる部分は、まさに僕の理想でもあるエモーショナルだけど強烈なベースがあるというスタイルにかなり近いですね。

▼ Somewhere I Belong (Official Video) - Linkin Park​

iFLYER:どのようにして ARANCK の一員として活動するようになったのでしょうか?​

NUU$HI:元々個人で活動していたのですが、現在 Aranck に所属している Lowki 君が僕の知らぬ所で Kengo 君や Lit Mercy 君に僕の楽曲をプッシュしていたことを聞いてます。 そこからなのか Aranck が出るイベントでちょくちょくブッキングを貰うようになって、最終的なきっかけとしては去年の12月7日のBeginning Presents Leotrix 東京公演の日、その日はめちゃくちゃ盛り上がってたんですけど、出演してた Aranck の枠で僕もなぜかステージに上がらせてもらえることになりまして、その後ステージ上で Kengo 君から「Aranck ​入ってくれますか!?」というその場のノリ的な感じで聞かれ、崩し的に入ることになりました(笑)。
 

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iFLYER:新型コロナの影響ももちろんあるでしょうが、現在の日本クラブの現状や、ブッキングなど、日本のクラブシーンについて良い点、悪い点があれば教えて下さい。 また今後、日本のダンスミュージック業界はどのようになっていってほしいと願っていますか?​

NUU$HI:今のクラブシーンに対してあんまり偉そうなことを言えるような立場でもないのですが、やっぱり日本内でクラブって良い印象をあまり持たれている気がしていなくて、それに対しての改善策をそこまで出せていない気がしてしまうのが、ちょっと残念に思いますね。

もちろん海外でも「クラブはヤンチャな奴らが行くところ」っていう考えを持つ人もいますが、日本に比べて明らかに入って行くための敷居が低いという点が、日本に比べてより大勢の人が来る要因になってると思います。 でも、最近では日本のダンスミュージック界隈では若い子が結構増えてきていて、楽しみ方や音楽のジャンルも多種多様になってきているので、将来的に僕も含め若い世代が世間の認識とかを変えていけるのかな〜とも思いますね。
 
iFLYER:2021年の目標と、今後成し遂げたいことを教えて下さい。​

NUU$HI:来年は今年よりももっと曲を作ってリリースしたいですね! 最近はようやく海外の Dubstep ファンの間で知られるようになってきましたが、日本国内の方の知名度は全然なので、リリースを重ねて国内でもアピールしていきたいです。

あと、成し遂げたいこととしては、コロナが落ち着いてくるかどうかにもよるとは思うんですけど、フェスに出てみたいですね。可能なら Aranck Family 全員でステージに立ってみたいです。ありがとうございました!

iFLYER:ありがとうございました!


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